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拝啓天皇陛下様

  • はいけいてんのうへいかさま
  • Dear Emperor...
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  • 平均評点

    67.3点(160人)

  • 観たひと

    245

  • 観たいひと

    17

  • レビューの数

    29

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1963
公開年月日 1963/4/28
上映時間 98分
製作会社 松竹大船
配給 松竹
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督野村芳太郎 
脚色野村芳太郎 
多賀祥介 
原作棟田博 
製作白井昌夫 
制作補六車進 
撮影川又昂 
美術宇野耕司 
音楽芥川也寸志 
録音栗田周十郎 
照明三浦礼 
編集浜村義康 
スチール小尾健彦 

キャスト

出演渥美清 山田正助
長門裕之 棟本博
左幸子 妻秋子
高千穂ひづる 手島国枝
中村メイコ 井上セイ子
桂小金治 鶴西
葵京子 鶴西の妻
加藤嘉 堀江中隊長
西村晃 原一等兵
藤山寛美 柿内二等兵
多々良純 浦上准尉
小田切みき 浦上の妻
北竹章浩 菊地小尉
穂積隆信 副官
井上正彦 情報部将校
玉川伊佐男 ひげの兵隊
岡部健 戦地の兵隊一
千葉晃一 被服係下士官
園田健二 衛生下士官
森川信 棟本の伯父
大塚君代 棟本の母
山本幸栄 経師屋主人
遠山文雄 在郷軍人服の男
高橋とよ やりて婆さん
草香田鶴子 中島の女A
若水ヤエ子 中島の女B
津村映子 料亭の女
上田吉二郎 朝鮮のとうちゃん
清川虹子 井上セイ子の伯母
山下清 街の人

解説

週刊現代連載・棟田博原作を「あの橋の畔で」の監督野村芳太郎と「東京湾」の多賀祥介が共同で脚色、野村芳太郎が監督した喜劇。撮影はコンビの川又昂。

あらすじ

山田正助はもの心もつかぬうち親に死別し世の冷たい風に晒されてきたから、三度三度のオマンマにありつける上、何がしかの俸給までもらえる軍隊は、全く天国に思えた。意地悪な二年兵が、彼が図体がでかく鈍重だからというだけで他の連中よりもビンタの数を多くしようと大したことではなかった。ただ人の好意と情にはからきし弱かった。入営した日に最初に口をきいてくれたからというだけで棟本に甘えきったり、意地悪二年兵に仇討してやれと皆にケツを叩かれても、いざ優しい言葉をかけられるとフニャフニャになってしまう始末だった。だが、中隊長の寄せる好意には山正も少々閉口した。営倉に入れられれば一緒につきあうし、出て来れば柿内二等兵を先生にして強引に読み書きを習わせる。昭和七年大演習の折、山正は天皇の“実物”を見た。期待は全く裏切られたが、この日から山正は天皇が大好きになった。戦争が終るという噂が巷に流れ出すと、山正は天国から送り出されまいとあわてて「拝啓天皇陛下様」と、たどたどしい手紙をかこうとした。が、それは丁度通り合わせた棟本に発見され、危く不敬罪を免れた。まもなく戦況は激化、満州事変から太平洋戦争へと戦線は拡がり、山正はその度に応召し、勇躍して戦地にむかった。そして終戦、山正にはただ住みにくい娑婆が待っているだけだった。懐しい棟本を訪れ、ヤミ屋をしたり開拓団に入ったりの生活をしていたが、同じ家に住む未亡人に失恋した日から山正は姿を消した。そして再び姿を見せた時、山正は女房になってくれるという女性を連れて来て棟本を喜ばせた。雪の降る朝、「酔漢トラックにはねられ即死」新聞は山正の死を伝えた。棟本はいい知れぬ悲しみに泣いた。

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