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帰らざる日々

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  • 平均評点

    76.2点(101人)

  • 観たひと

    132

  • 観たいひと

    11

  • レビューの数

    27

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1978
公開年月日 1978/8/19
上映時間 99分
製作会社 日活
配給 にっかつ
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督藤田敏八 
脚本藤田敏八 
中岡京平 
原作中岡京平 
企画佐々木志郎 
進藤貴美男 
製作岡田裕 
制作補岩見良二 
撮影前田米造 
美術渡辺平八郎 
音楽アリス 
録音橋本文雄 
照明新川真 
編集井上治 
助監督上垣保朗 
スチール井本俊康 

キャスト

出演江藤潤 黒岩隆三
永島敏行 野崎辰雄
朝丘雪路 野崎加代
根岸とし江 西螢子
浅野真弓 竹村真紀子
竹田かほり 平井由美
中村敦夫 戸川佐吉
草薙幸二郎 野崎文雄
吉行和子 平井ふさ
丹波義隆 田岡
阿部敏郎 八郎
高品正広 相沢
深見博 赤点
加山麗子 村瀬喜代美
日夏たより 黒岩良子
中尾彬 中村志郎
小松方正 杉本双一郎

解説

作家を志しながら、キャバレーのボーイをしている青年の現在と故郷の高校時代の青春を描く、中岡京平の第三回城戸賞受賞作「夏の栄光」の映画化。脚本は「危険な関係(1978)」の藤田敏八と中岡京平、監督も同作の藤田敏八、撮影は「黒薔薇夫人」の前田米造がそれぞれ担当。

あらすじ

早朝の新宿駅。飯田行き急行に乗りこむ野崎辰雄の姿があった。父・文雄の突然の死が作家を志していた辰雄に六年振りの帰郷を促したのである。一九七二年、夏、辰雄の母、加代は若い女のもとに走った夫、文雄と別居し母一人子一人の生活を送っていた。高校三年だった辰雄は溜り場の喫茶店の真紀子に思いをよせていた。そんな辰雄の前に真紀子と親しげな同じ高校の隆三が現われた。マラソン大会があった日、辰雄は隆三に挑んだが、デッドヒートのすえ、かわされてしまう。数日後、辰雄の気持を知った隆三は、辰雄をからかうが、隆三と真紀子がいとこ同志とも知らず、むきになる辰雄に隆三は次第に好意を持つのである。卒業後、東京に出ようと思う辰雄、学校をやめて競輪学校に入る夢を持つ隆三、そして真紀子の三人は徐々に友情を深めていく。夏休み、盆踊りのあった晩、辰雄と隆三は真紀子が中村という妻のいる男と交際しており、既に子供を宿していると知らされ、裏切られた気持で夜の街を彷徨い歩くのであった。翌日、二日酔でアルバイトをしていると、隆三が足に大怪我を負ってしまった。競輪への夢も終りである……。飯田に近づくと、辰雄は見送りに来ていた螢子が列車に乗っているのを見つけた。それは彼の母に会いたい一心の行為であり結局辰雄は螢子を連れていくことに決める。飯田に着くと、父は、隆三の運転する車で轢死したことを知らされる。隆三も重傷を負っており、昏睡状態の彼を前に、辰雄は六年前の苦い思い出を噛締めるのである。父の葬儀の夜、真紀子が北海道に渡ったことを知らされる。翌朝、かつて隆三と走った道を歯を食い締って走る辰雄と、その後を自転車で追う螢子の姿があった。

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