男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

お吟さま(1978)

  • おぎんさま
  • ----
  • ----


  • 平均評点

    67.2点(38人)

  • 観たひと

    62

  • 観たいひと

    4

  • レビューの数

    7

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1978
公開年月日 1978/6/3
上映時間 154分
製作会社 宝塚映画製作所
配給 東宝
レイティング
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

出演志村喬 千宗易利休
中野良子 お吟
梅野泰靖 千道安
高橋長英 千少庵
岩崎加根子 千宗恩
中村吉右衛門 高山右近
三船敏郎 豊臣秀吉
伊藤孝雄 石田三成
清川新吾 浅野長政
千葉敏郎 増田長盛
松本朝夫 長束正家
伴勇太郎 前田玄以
殿山泰司 安国寺恵瓊
加藤武 施薬院全宗
三井魔平 おみの
原田大二郎 万代屋宗安
原健策 今井宗久
井口海仙 天王寺屋宗及
千政和 細川三斉
伊東亮英 住持
西村晃 神屋宗湛
中村敦夫 山上宗二
岡田英次 小西行長
南部彰三 高山ダリヨ
遥くらら 右近の妻

解説

茶道の名匠・千利休の娘・吟の悲恋を描く、今東光原作の同題名小説の映画化。脚本は「京舞・四世井上八千代」の依田義賢、監督は「北の岬」の熊井啓、撮影は「ねむの木の詩がきこえる」の岡崎宏三がそれぞれ担当。

あらすじ

秀吉の茶頭・千利休の娘・吟は、五年ぶりにキリシタン大名高山右近を、父の名代で高槻城へ訪ねた。吟は二十歳になる今日まで嫁入りもせず、幼なじみの右近を慕い続けてきたのだったが、妻のある右近はキリシタンの教えにそむいてまで、吟の思いを受け入れようとはしなかった。利休は大阪城で、石田三成から吟の縁談を持ちかけられる。気の進まぬ吟は、高槻から明石へお国替え中の右近に心中をうちあけるが、彼は冷たくあしらうのだった。万代屋宗安に嫁いだものの、吟の右近に対する思いは増すばかりであった。天正十五年十月、北野の大茶の湯が催された際、吟の美貌に秀吉は激しく心を動かされる。三成と宗安は、吟を秀吉に差し出し、おのれの栄達を画策する。一方、キリシタン禁制の布令で身を隠していた右近のもとへ、吟は馬を走らせ、御身の危急を知らせる。そして、九州まで一緒に連れて行ってくれと哀願する吟に、右近は困惑しながらも、彼女と添い寝する。しかし、右近は吟に心を残しながらも、彼女を置き去りにし、絶望の淵にたたき込む。天正十八年、秋深き大阪城にむかえられた吟は、黄金の茶室で秀吉から求愛の言葉を受けた。翌年一月、卑怯極まる秀吉の横恋慕に、利休は命に代えても吟を守ろうと、身をひそめていた右近に、吟の加賀への同行を頼む。その夜、利休一家は揃って別離の宴をはったが、千家はすでに秀吉の軍勢に包囲されていた。逃れるすべのなくなった吟は、白無垢の死装束に身を正し、右近に別れの書状を残し離れ座敷へと姿を消す。二月二十八日、太閤秀吉の命により、利休は切腹する。高山右近はルソンに追放され、マニラでその生涯を閉じた。

関連するキネマ旬報の記事

1978年6月上旬号

特集 「お吟さま」:スタッフ座談会 1 戦国時代を自由闊達に生きた人間像を求めて 依田義賢×熊井啓×松本常保×木村威夫×林美一×田山力哉

特集 「お吟さま」:2 時代考証者のメモ 「ドラマのための時代考証」を獲得するまでの72日間の戦い

特集 「お吟さま」:シナリオ