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日本の首領 野望篇

  • にほんのどんやぼうへん
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  • 平均評点

    68.3点(70人)

  • 観たひと

    119

  • 観たいひと

    5

  • レビューの数

    9

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1977
公開年月日 1977/10/29
上映時間 141分
製作会社 東映京都
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督中島貞夫 
脚本高田宏治 
原作飯干晃一 
企画俊藤浩滋 
日下部五朗 
松平乗道 
田岡満 
撮影増田敏雄 
美術佐野義和 
音楽繁敏郎 
録音中山茂二 
照明増田悦章 
編集堀池幸三 
衣裳デザイン芦田淳 
進行主任長岡功 
助監督俵坂昭康 
スチール中山健司 

キャスト

出演佐分利信 佐倉一誠
東恵美子 佐倉雪江
折原真紀 佐倉真樹子
高橋悦史 一宮恭夫
二宮さよ子 一宮登志子
松方弘樹 松枝四郎
成田三樹夫 片岡誠治
野口貴史 宮之浦一夫
鈴木康弘 白川義雄
丘路千 桑野貴臣
西田良 舟瀬一郎
笹木俊志 鹿田善行
星正人 紫田和則
志賀勝 村上三郎
福本清三 小林信男
松本泰郎 川島六郎
成瀬正 梅島照夫
にしきのあきら 若宮洋一郎
藤岡琢也 樽井源吉
田口計 鷲津玄竜
小沢栄太郎 岡山大造
嵐寛寿郎 河元弥之助
奈三恭子 河元由紀子
阿波地大輔 吉田晴夫
市川好郎 堪木直也
津野途夫 赤田良彦
内田朝雄 大山規久夫
小池朝雄 鬼沢明正
白川浩二郎 望月慎介
木谷邦臣 門脇正夫
矢部義章 松本晋也
田中浩 森川久蔵
五十嵐義弘 中村忠
佐藤慶 関野礼行
岩尾正隆 荒浜義一
藤村富美男 壇久太郎
疋田泰盛 岩野忽吉
小松方正 真田重光
広瀬義宣 山田正久
池田謙治 川端誠
下茂山高也 東野陽介
金子信雄 平山英格
浜田寅彦 後藤通産大臣
芦田鉄雄 荒崎至
ユセフ・トルコ スベル・アナンタ
イフバル・ハニフ アブドラ・ダルソノ
渡辺文雄 田代圭三
有島淳平 長野
渥美國泰 瀬戸山錬太郎
田島義文 小島正敏
中村錦司 奥田
安部徹 横川健太郎
織田あきら 横川英樹
河合絃司 沢田竜次郎
茂山千五郎 劉仁徳
志摩靖彦 友永
ジョジュワ・ローム アル・サンダース
野坂昭如 箕輪良行
橘麻紀 箕輪秋子
西村泰治 高見勲
沢野火子 三保奈津子
岡本ひろみ 前田寿子
ひろみ麻耶 本山アンナ
沙原里央 サリー
星野じゅん 明野みどり
東龍子 きわ
有川正治 坂下常蔵
唐沢民賢 富永
大木晤郎 根本
友金敏雄 刑事
宮城幸生 刑事
波多野博 記者A
青木卓 記者B
宮城健太郎 記者C
勝野健三 男A
司裕介 男B
鳥居敏彦 男C
星野美恵子 一宮病院受付
森源太郎 荒崎の秘書
岸田今日子 姉小路尚子
金沢碧 三浦かおる
菅原文太 天坊信助
三船敏郎 大石剛介
ナレーション森山周一郎 

解説

全国制覇をめざし、東京進出を企てる中島組と、それを阻止しようとする関東同盟の争いを政財界の黒い相関図をからめて描く。脚本は「仁義と抗争」の高田宏治、監督は「日本の仁義」の中島貞夫、撮影も同作の増田敏雄がそれぞれ担当。

あらすじ

昭和四十六年、一宮病院を退院した中島組組長・佐倉一誠の盛大な全快祝賀パーティが開催された。構成員四百団体、一万二千人は全盛時よりやや減ってはいるものの、国内随一の勢力を誇っていた。一時、危機に追い込まれた組をここまで再建したのは、一宮恭夫と松枝四郎であった。佐倉の退院を機に中島組の関東進出は急務となり、その第一歩として新組織「桜商事」を設立、その指揮に松枝が当った。「桜商事」の目的は中央の政財界に強力なコネクションをつけることで、最初の仕事がジャパンシップ乗っ取りの介入だった。これをいち早く察知したのは東京の暴力団の大物、松風会会長・大石剛介だった。大石は東京の暴力団を連合する「関東同盟」を結成し、右翼の巨頭・大山規久夫を顧問に迎えた。大山は後藤通産大臣に圧力をかけ、中島組が買占めたジャパンシップの株式の買戻しを強行する。「桜商事」の若宮洋一郎がこの事件の餌食となって殺された。これがきっかけとなって、中島組対関東同盟の抗争は表面化するが、中島組内部では辰巳の死以来空席となっている若頭の地位をめぐって、野心と思惑が入り乱れていた。佐倉は冷静に情況を見きわめ、松枝を若頭に抜擢し、その補佐に天坊信助を任命した。天坊は殺し屋を雇って、関東同盟の真光会会長を射殺するが、大石はこの挑発にのってはこなかった。一方、松枝は人気歌手や美女をスカウトして、東京に「シャングリラ」という秘密クラブを開き、ママには一宮の友人の姉小路尚子をすえた。尚子と松枝の才腕によって政財界の実力者や海外の名士に及ぶ多彩な客が集まり、中島組の事業は着実に拡大していった。その頃、ガルダスソネ共和国大統領アナンタが来日する。女好きの彼はシャングリラにも現われ、美女をあさった。ガルダネソス国営石油開発の利権を五光汽船に落とそうと企む松枝は、アナンタの歓心を買うべく生贄作戦に出るが、大統領の目に止まったのは、関西旅行中に怪我をした際、治療に当った一宮病院の看護婦、三浦かおるであった。アナンタは、かおるにのめり込んでいく。石油開発利権争奪で、一歩中島組に先を越された関東同盟サイドは、野党代議士に中島組に不利になるような情報を流し、打撃を与えようとした。結局、ガルダネソス石油資源開発の利権は関東同盟側が握り、その事業公団設立記念式典が盛大に行われた。中島組の巻返しは天坊一人の暴走となって火を噴いた。式典会場ロビーで待伏せしていた天坊の拳銃が大石に向けて発射された。弾丸は逸れたが、この一発は佐倉にとって、大きな敗因をつくる結果となる。それは、全責任を負った若頭・松枝の自殺だった。

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1977年12月上旬号

今号の問題作:日本の首領 野望篇