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悲愁物語

  • ひしゅうものがたり
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  • 平均評点

    62.8点(72人)

  • 観たひと

    136

  • 観たいひと

    11

  • レビューの数

    16

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1977
公開年月日 1977/5/21
上映時間 93分
製作会社 松竹=三協
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督鈴木清順 
脚本大和屋竺 
原案梶原一騎 
製作梶原一騎 
藤岡豊 
川野泰彦 
浅田健三 
野村芳樹 
製作補島田十九八 
撮影森勝 
美術菊川芳江 
音楽三保敬太郎 
とみたいちろう 
録音大橋鉄矢 
照明小林秀之 
編集鈴木晄 
製作担当秋田一郎 
助監督斉藤信幸 
スチル大輪真之 

キャスト

出演白木葉子 桜庭れい子
原田芳雄 三宅精一
岡田眞澄 田所圭介
和田浩治 古沢(CMディレクター)
佐野周二 高木
仲谷昇 井上(日栄レ社長)
小池朝雄 仙波道造
宍戸錠 刑事
野呂圭介 ファン
葦原邦子 チャームスクール講師
玉川伊佐男 森(日栄レ企画室長)
水野哲 桜庭純
片岡功 踊子
千代恵 長谷川公江(主婦)
左時枝 阿部友子(主婦)
江波杏子 仙波加世

解説

鈴木清順監督が十年ぶりにメガホンをとった作品で、若く美しい女子プロゴルファーが、ハード・トレーニングに耐え、大スターの地位を獲得するが、やがて住民エゴむき出しの主婦族によって抹殺されてしまう悲劇を描く。脚本は「不連続殺人事件」の大和屋竺、監督は「殺しの烙印」の鈴木清順、撮影は「嗚呼!! 花の応援団 男涙の親衛隊」の森勝がそれぞれ担当。

あらすじ

女子体操競技で世界中を熱狂させたチェブルスカをライバル社の極東レーヨンにさらわれた日栄レーヨン社長の井上は、対抗馬のタレント発見を急ぐよう命令する。企画室長の森や広告代理店の田所は、若くてプロポーション抜群のプロゴルファー・桜庭れい子の起用を決定。れい子をまずなんと言っても、女子プロゴルフ界のチャンピオンにしなければと、雑誌「パワーゴルフ」の編集長でれい子の恋人でもある三宅に特訓をたのむ。れい子のハード・トレーニングが昼夜続き、れい子はその特訓に耐え、全日本女子プロゴルフ選手権に優勝。れい子の人気は、爆発し、日栄レーヨンのポスターは店頭からまたたくまになくなった。れい子は、日栄レーヨンと専属タレント契約を結び、五千万円を手にする。れい子は、弟といっしょに郊外に大邸宅を構え、テレビのホステスにも起用された。しかし、れい子の家の近所の主婦たちの憧れは、しだいにドス黒い嫉妬へと変っていった。多忙なれい子の唯一の心のやすらぎは、三宅の胸に抱かれている時だけであった。そんなある日、三宅とれい子の乗った車に近所の主婦、仙波加世ははねられてしまった。実は、れい子に嫉妬した加世が自分から車に飛び込んだのだが、二人はそうとは知らずその場を逃げてしまった。罪の意識におののくれい子の前に加世が現れ、彼女は大スターであるれい子の弱味をにぎったせいか、それ以来、れい子をメイドのように酷使した。あろうことかそのうえ、加世はれい子に自分の亭主に抱かれることを命じた。それを知ったれい子の弟・純の怒りが爆発した。純のナイフが、加世の背中から胸を貫いた。そして、寝室にとびこんだ純は、血まみれのナイフをれい子の乳房に突き刺した。れい子の美しい死顔には、何故かやすらぎが漂っていた。

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