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あにいもうと(1976)

  • あにいもうと
  • Brother and Sister
  • Brother and Sister


  • 平均評点

    66.6点(48人)

  • 観たひと

    73

  • 観たいひと

    7

  • レビューの数

    9

基本情報

ジャンル 文芸 / ドラマ
製作国 日本
製作年 1976
公開年月日 1976/10/23
上映時間 88分
製作会社 東宝映画
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督今井正 
脚本水木洋子 
原作室生犀星 
製作椎野英之 
金子正且 
撮影原一民 
美術竹中和雄 
音楽渋谷毅 
録音伴利也 
照明石井長四郎 
編集小川信夫 
助監督岡田文亮 
スチル中尾孝 

キャスト

出演秋吉久美子 もん
草刈正雄 伊之吉
池上季実子 さん
大滝秀治 赤座
賀原夏子 りき
下絛アトム 小畑
大和田獏 鯛一
伊藤静子 園枝
中村たつ とき子
日野道夫 貫一
桑山正一 喜三
麿昇 
蟹江敬三 木藤
絵沢萠子 ローザ
なべおさみ タケル
伊佐山ひろ子 ルミ
藤原釜足 酒屋の親父
兼松隆 トレパンの男
清水のぼる トレパンの男
伊東光一 坊主
アミ・アツコ 風俗嬢

解説

心の底では深く愛しあいながらも、互いに傷つけあい生きていく兄と妹の姿を描く、室生犀星の同名小説の3度目の映画化。脚本は「怪談」の水木洋子、監督は「小林多喜二」の今井正、撮影は「動脈列島」の原一民がそれぞれ担当。

あらすじ

ある夏の暑い日、川べりの家に、街の工場に住み込みで働きに出ていたもんが、妊娠して帰って来た。トラックの運転手をしている兄の伊之吉は、あらんかぎりの悪態をついてもんをののしった。かつて川の護岸工事の親方をしていたことを誇りに生きている、今は落ちぶれてしまった父の赤座もまた、もんを冷たく突き離した。口ごたえせずに耐えるもんをやさしくかばうのは、母のりきと妹のさんだった。ある日子供を堕ろせ、とつめよる伊之吉に我慢しきれないもんは、りきとさんが止めるのを振り切って家を飛び出した。以来、もんからの便りはとだえ、伊之吉は毎日のようにもんの写真を持って盛り場を捜し歩いた。その頃、もんはストリップ小屋で売子として暮していたが、些細なことから流産してしまった。ある日、もんを妊娠させた男、小畑が川べりの家を訪ねた。子供は堕ろしてくれたか、とたずねる小畑に赤座はすっかり失望し、もんが流産したことを伝え、家から追い出した。その小畑を伊之吉が帰る途中に掴まえ、殴り、蹴倒し、さんざんな目にあわせた。そして自分がもんを小さいころから可愛いがり、いかに大切な妹であるかを聞かせるのだった。一方、末の妹のさんには互いに好きあっている鯛一という男がいるのだが、彼が養子のためにひけ目を感じて、親のすすめる縁談を断わりきれず、さんの気持を裏切って結婚することになったのだった。流産してからのもんは水商売の世界を転々とした。派手なパラソル、炎のような髪の色、体の線を強調したドレス、きつい化粧。久しぶりに家に帰って来たもんは、もうどこから見ても商売女だった。それでも母や妹の前で土産を広げて雑談に興じている時は、昔ながらのもんにかえっていた。そこへ伊之吉が帰って来た。悪態をつく伊之吉を無視していたもんだが、伊之吉が小畑をさんざんな目にあわせたことを知ると、逆上して食ってかかるのだった。伊之吉は家を飛び出したが、土手を登る彼の頬を涙が伝わっていた。翌日、橋を渡って帰るもんとさんの後から、伊之吉のトラックが追いかけてきた。「バカ! どこへ行くんだ」「バカだけ余計だ」「早く、乗れ!」「乗ってやろう」兄と妹を乗せてトラックが走る。「帰って来るんだぞ! 遠くへ行くなよ……」ハンドルを握りながら、ポツリと言った伊之吉の言葉に、もんの顔が涙でくしゃくしゃになっていった……。

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