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チ・ン・ピ・ラ(1984)

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  • 平均評点

    68.0点(103人)

  • 観たひと

    165

  • 観たいひと

    6

  • レビューの数

    12

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1984
公開年月日 1984/11/17
上映時間 102分
製作会社 プルミエ・インターナショナル=フジテレビ
配給 東宝
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督川島透 
脚本金子正次 
川島透 
企画金子正次 
製作増田久雄 
日枝久 
プロデューサー角谷優 
製作補酒井彰 
河井真也 
撮影川越道彦 
美術尾関龍生 
音楽宮本光雄 
録音瀬川徹夫 
照明磯貝誠 
編集高島健一 
助監督竹安正嗣 
スチール奥川彰 

キャスト

出演柴田恭兵 藤川洋一
ジョニー大倉 梅沢道夫
高樹沙耶 長崎裕子
石田えり 美也(道夫の愛人)
川地民夫 大谷(伊東会幹部)
久保田篤 
鹿内孝 雨宮(伊東会幹部)
小野武彦 上田(刑事)
鹿沼えり ビビ(大谷の愛人)
魁三太郎 木村(道夫達の仲間)
木村孝志 清水(道夫達の仲間)
菊池建二 前田(道夫達の仲間)
利重剛 本多一彦(裕子のボーイフレンド)
山口雅巳 吉村浩二(暴走族)
金内喜久夫 吉村和夫(浩二の父)
中真千子 吉村雅子(浩二の母)
松熊信義 刑事A
我王銀次 大谷の若衆
坂口芳貞 中年男
玉井碧 中年男

解説

渋谷を舞台に、自由気ままな二人のチンピラの生き方を描く。脚本は、昨年他界した「竜二」の金子正次と同作の川島透の共同執筆。監督は川島透、撮影も同作の川越道彦がそれぞれ担当。

あらすじ

藤川洋一と梅沢道夫は、競馬のノミ屋で生活しているチンピラである。彼らは時折、小遣い稼ぎに仲間と組み、ライブハウスのアトラクンョンとして、“銃殺”寸劇を見せていた。洋一は、道夫と共に暴走族にからまれているところを助けた長崎裕子と、道夫は美也という女と、それぞれよろしくやっている。毎日が勝手気まま、自由人の生活であった。ある夜、二人がいつも通り、“銃殺”寸劇をやろうとライブハウスを訪れたところ、仲間の太と木村が、伊藤会の組員を巻きこみ逆鱗に触れてしまっていた。そして、殴る蹴るの暴行を加えられているが、親分格にあたる大谷の口ききで助けられた。大谷に、呼び出された洋一は、本物のやくざにならないかと誘われる。本来ならば、兄費分の道夫が順番であるが、大谷は洋一の方が器が大きいと判断したのだ。洋一は組入りのための研修として、大谷と共に挨拶まわりを始めた。道夫は、洋一を恨みこそしなかったが、複雑な心境であった。洋一の留守中、裕子がシャブに手を出してしまった。そのシャブは、洋一が大谷から一時的に預かったものだった。これがきっかけで、洋一はやくざになるのを断念した。しかし、裕子は、洋一の思いやりを裏切るように彼のもとから去って行った。酒をあおる洋一に、さらに悪い知らせが入った。道夫がノミ屋の大損で追いつめられ、預けた例のシャブを横流しし、大谷を刺してしまったのだ。組員達は道夫を捕えるために動き出した。デパートの屋上で、洋一は道夫を発見した。「死ぬのが怖い」とおびえる道夫。彼を絶対に死なせまいと決心した洋一は、車を手配し、親しい仲間と連絡を取った。閉店を待った二人は、エレベーターで地上に降りた。が、ドアが開いたとたん、目の前で銃口が火を吹いた。鮮血にまみれた洋一は、ぐったりと動かなくなった道夫を抱え、ヨロヨロと車の中に倒れ込んだ。車は品川埠頭まで走り、停止した。彼らの死の知らせを受けたやくざ達は、姿を消した。誰もいなくなった後、身をもたげる二人。銃を撃ったのは太で、お得意の“銃殺”寸劇だったのだ。二人は船に乗って日本を後にし、彼らの笑い声がこだました。

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