男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

ふるさと(1983)

  • ふるさと
  • Home Village
  • Home Village

amazon


  • 平均評点

    74.3点(70人)

  • 観たひと

    93

  • 観たいひと

    6

  • レビューの数

    12

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1983
公開年月日 1983/9/15
上映時間 106分
製作会社 こぶしプロ
配給 松竹富士
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督神山征二郎 
脚本神山征二郎 
脚本協力平方浩介 
こばやしひろし 
原作平方浩介 
企画瀬戸義昭 
国枝栄三 
安藤仁久 
製作大澤豊 
神山征二郎 
後藤俊夫 
制作補桃沢裕幸 
撮影南文憲 
美術小川富美夫 
音楽針生正男 
イメージソング伊藤咲子:(「追憶」)
録音菊地進平 
照明岡本健一 
編集近藤光雄 
助監督神山魁三 
スチール金神徹三 
宇田和義 
島家春 

キャスト

出演加藤嘉 伝三
長門裕之 伝六
樫山文枝 
浅井晋 千太郎
前田吟 谷先生
樹木希林 ヨシ
花澤徳衛 雑貸屋
草薙幸二郎 
鈴木ヒロミツ 杉山
樋浦勉 良作
箕浦康子 雪江
平林尚三 村の男
戸谷友 杉山の妻
赤松和義 村人
岡田奈々 ふく
篠田三郎 青年時代の伝三
ナレーション市原悦子 

解説

やがて湖底に沈みゆこうとしている岐阜県・徳山村を描く。徳山村の出身で、同地で分校の先生をしている平方浩介原作の『じいと山のコボたち』の映画化で、脚本・監督は「日本フィルハーモニー物語 炎の第五楽章」の神山征二郎、撮影は、「アゲインスト むかい風」の南文憲がそれぞれ担当。

あらすじ

山狭の徳山村ではダム工事が行なわれていた。静かだった村の道をトラックが砂ぼこりをあげて走りぬけて行く。徳山村に住む伝三は、妻を亡くしてボケ症状が現れはじめていた。離村を余儀なくされている息子の伝六と嫁の花は、ダム工事の手伝いに出かけており、昼の間、伝三は一人である。それがいっそうボケを進めていた。隣人も忘れてしまい、伝六と同衾する花をふしだらな女とののしる伝三を、伝六は離れを建てて隔離する。夏が来て、川で水遊びをする子供たちを見て表情をなごます伝三に、隣家の少年・千太郎はあまご釣りの伝授を頼む。かつて伝三はあまご釣りの名人と言われていた。早起きして出かける二人。伝三のボケは回復に向かう。夏休みも終りの頃、雨の日が続き、再び孤独となった伝三のボケは狂気に近いまでになり、やむなく伝六は、離れに鍵をかけて伝三を監禁した。真夜中に離れで暴れる伝三。千太郎は、伝三に秘境・長者ヶ淵にあまご釣りに連れて行ってくれるようせがんだ。歩きずめで二時間、たどりついた二人は秘境の美しさに目をうばう。そして、伝三に教えられた通りに降ろした千太郎の竿に大ものがかかった。千太郎は伝三に助けを求めるが、伝三は胸をおさえてうずくまっていた。あわてる千太郎を落着かせ、伝三は人を呼びにやらせる。村へと一目散に走る千太郎。その頃、伝三は岩場に横たわり、若き日の美しい出来事を夢見ていた。数日後、小雪の降り散る峠に、村に別れを告げる伝六や千太郎たちの姿があり、花の胸には伝三の遺骨がしっかりと抱かれていた。

関連するキネマ旬報の記事

1983年10月下旬号

日本映画紹介:ふるさと

1983年10月上旬号

日本映画批評:ふるさと

1983年9月下旬号

グラビア:ふるさと

特集 ふるさと 神山征二郎監督作品:作品評

特集 ふるさと 神山征二郎監督作品:作品評

1983年5月上旬号

試写室:ふるさと

1983年1月下旬号

グラビア:ふるさと

〈グラビア〉撮影ルポ:「ふるさと」

1982年10月下旬号

神山征二郎監督の「ふるさと」撮影ルポ: