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水のないプール

  • みずのないぷーる
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  • 平均評点

    67.6点(184人)

  • 観たひと

    270

  • 観たいひと

    26

  • レビューの数

    35

基本情報

ジャンル エロス / ドラマ
製作国 日本
製作年 1982
公開年月日 1982/2/20
上映時間 103分
製作会社 若松プロ
配給 東映セントラルフィルム
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督若松孝二 
脚本内田栄一 
製作若松孝二 
浅岡弘行 
清水一夫 
撮影袴一喜 
美術細石照美 
音楽大野克夫 
録音杉崎喬 
照明磯貝一 
編集中島照雄 

キャスト

出演内田裕也 
MIE じゅん
中村れい子 ねりか
藤田弓子 澄江
紗貴めぐみ 木蔭の女
浅岡朱美 みく
殿山泰司 薬局店主
安岡力也 子分
常田富士男 刑事
赤塚不二夫 警官
黒田征太郎 酔っ払い
タモリ カメラ店主
沢田研二 やくざ
原田芳雄 社長

解説

クロロホルムを部屋にまき散らし、意識を失った若い娘を犯す男がいた。現実に起って世間を騒がせた性犯罪にヒントを得て製作された。脚本は「魔性の夏 四谷怪談より」の内田栄一、監督は「餌食」の若松孝二、撮影は袴一喜がそれぞれ担当。

あらすじ

主人公の男は地下鉄の駅員。家に帰れば口やかましい女房、喧噪の中の仕事、単調な毎日に無気力になっている。何かを変えようとしながらうまく行かない。そんなある日、男は暴漢に襲われている少女じゅんを助け、家まで送っていく。別の日、勤め帰りに酒場に立ち寄り、そこで酔っ払いとやくざの小ぜりあいにまき込まれて右手を怪我した。駅前の噴水で血を流していると、不思議な少女みくが近寄って来た。みくは男を水のないプールへ連れて来て裸になる。しかし男はみくに手も触れずに去っていく。男はその足でじゅんの部屋へ忍び込もうとするが気付かれ、戸締りをするように注意して出てゆく。夏休みのある日、男は息子の昆虫採集で使う注射器を見ていて、女を昆虫のように薬で眠らせることを思いつく。男は身分を偽り、遠くの薬局から大量のクロロホルムを手に入れ、侵入に必要な道具を買い揃えた。男はまず、じゅんのアパートで実験してみる。窓の隙間から注射器でクロロホルムを注入し、じゅんを眠らせた。この成功に味をしめて、かねてから目をつけていたフルーツパーラーの店員ねりかの部屋へ侵入する。自分は昏倒しないように防塵マスクで身を堅めてねりかを犯す。犯した後で男は朝食の用意や洗濯までしてねりかの部屋を出た。男はポラロイドカメラを買い、犯した女を撮っていた。しかしその写真を同僚に見られ、それをきっかけにして地下鉄をやめた。狂気のおもむくままに侵入と暴行をくり返す男は、生き生きとしていた。ねりかはうす気味悪い思いをしていたが男を待つようになる。ある夜、友だちを三人と寝ているねりかの部屋へ侵入した男は、そこにあったシャボン玉を吹こうとマスクをはずしたため、クロロホルムを吸って昏倒してしまう。男が目覚めると、警察に通報されていた。男の夢は終わったかに見えた。しかし何故かねりかは告訴を取り下げた。男は再びみくのいる水のないプールに立った。みくの吹くシャボン玉はふわふわと上っていった。

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