フランス国旗を構成する三つの色、青、白、赤をモチーフにしたキェシロフスキ監督のトリコロール三部作の二作目。弁護士で理論家でもあるクシシュトフ・ピェシェヴィチが共同脚本。製作はマラン・カルミッツ。撮影はエドヴァルト・クオシンスキ、美術は、ハリナ・ドブロヴォルスカ、クロード・ルノワールが担当。「青の愛」のジュリエット・ビノッシュに続き今回ヒロインを演じるのはジュリー・デルピー。「ゴダールの探偵」「汚れた血」などで注目され近年は、フランス、ポーランド、アメリカなどで国際的に活躍している。もうー人の主役を演じるのは、キェシロフスキ監督にTVシリーズ『十戒・10』でその演技を認められたズビグニエウ・ザマホフスキ。その他、アンジェイ・ワイダの「鉄の男」などに出演しているヤヌーシュ・ガヨスが脇を固めている。