オリンピックの、というかスポーツの原点はここでは?
もともとスポーツは楽しみのためにやっていたのだ。
それがいつからか勝つことが目的になり、国威発揚に利用され、美しい国ニッポンでは「人類がコロナに打ち勝ったあかし」とやらにされ、クソ権力者どもの選挙目的に使われる。
スポーツもオリンピックもかわいそうだ。ドラゴンのように笑ってピンポンをしよう。ピンポンに限らず、そのスポーツが好きで好きでたまらないという笑顔でスポーツをして欲しい。
卓球はよく知らないが、見せ方は上手いと思う。編集がいいのだろう。そして役者がみんな若くてみんないい。
エンドクレジットで染谷将太の名前を見つけて驚いた。出てたっけ?
なんとラストシーンの井浦新が卓球を教える美少年だった。すんごく可愛い。
はじめは才能に恵まれた天才と必死で努力しなければならない凡人。もう一つの《アマデウス》かと思った。サリエリのアクマ(大倉孝二)がスマイル(井浦新)に完敗して泣くとこでは凡人の俺も共感の涙を流してしまったが、この映画はそーゆーのじゃなかった。
スポーツを、生きることを楽しもうよ!と叫んでいるんだね。