津田寛治

|Kanji Tsuda| (出演/監督/脚本)

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本名
出身地 福井県福井市
生年月日 1965/08/27
没年月日

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福井県福井市の生まれ。福井工業大学附属福井高校を中退後、映画俳優を目指して上京。小劇場系の劇団に所属していたところ、アルバイト先の喫茶店にたまたま客として北野武が訪れ、その場で売り込んだことがきっかけで北野監督「ソナチネ」93に端役で出演する。以後、「みんな~やってるか!」95、「キッズ・リターン」96、「Dolls」02など北野作品の常連俳優に。94年の竹中直人監督「119」では火事の起きない平和な町の消防隊員のひとりに抜擢され、竹中の監督作品にも続けて起用される。ほかにも、石井克人、SABU、行定勲らに重用され、三池崇史監督「オーディション」00、是枝裕和監督「ディスタンス」01など個性的な監督たちと組んだ膨大な数の映画に助演する。サントリーの缶コーヒー『BOSS』のCMで、上司に失言して窮地に陥るサラリーマンの役を演じた2000年頃から世間の注目を集め、02年の森田芳光監督「模倣犯」では、中居正広演じる天才犯罪者・網川浩一の共犯者で、事件のキーパーソンとなる栗橋浩美役を好演。ブルーリボン賞の助演男優賞を受賞し、映画界の第一線に躍り出る。04年、藤原健一監督「イズ・エー[is A.]」で、少年に妻子を殺された刑事・三村を熱演し初主演。その後も、行定監督「世界の中心で、愛をさけぶ」04、廣木隆一監督「余命1ヶ月の花嫁」09などのヒット作からインディーズの小品まで、作品規模の大小、役の軽重にこだわらず幅広く活躍を続ける。テレビドラマの出演作に、フジテレビ『ショカツ』00、TBS『たのしい幼稚園』01、テレビ朝日『仮面ライダー龍騎』02、『警視庁捜査一課9係』06~、日本テレビ『働きマン』07、NHK『コンカツ・リカツ』09、『その街のこども』『八日目の蝉』10などがある。

キネマ旬報の記事▼ もっと見る▲ 閉じる

2021年10月下旬号

グラビアインタビュー 遠藤雄弥&津田寛治「ONODA 一万夜を越えて」:

2019年4月上旬号

「天然☆生活」:対談 津田寛治×永山正史[監督]

2018年7月上旬号

あの人はいつも映画の中に:津田寛治

2014年8月上旬号

MOVIE at HOME お家でDVD & Blu-Layを:DVDコレクション 「死ぬまでにこれは観ろ! キングDVDセレクション」

2007年9月下旬号

特別企画 「人が人を愛することのどうしようもなさ」:津田寛治 インタビュー

2006年5月上旬号

作品特集 「小さき勇者たち~ガメラ~」:津田寛治 インタビュー

2004年10月上旬号

FACE2004:津田寛治

1994年臨時増刊 竹中直人の小宇宙

「119」キャスト&スタッフ紹介:津田寛治

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