すごいね…久我美子って森雅之と何本共演しているんだwww ホントかウソかわからないけど、森雅之の身長が低かったのでさらにプチサイズの久我美子が相手役として重宝されたという話も妙に納得。パターンはいままでとちょっと違うけど「またか」感はあったりします。今回も森雅之はインテリ助教授さんの役で、この丹下助教授を挟む元お嬢様の妖精(久我美子)と成り上がりのお嬢さん(木村三津子)の三角関係というお話。
妖精さんは絵に描いたような貧乏暮らしで病気でふせっている姉とのふたり暮らし。アパートの物干し場で七輪を使ってご飯炊いたりしてます。一方のお嬢さんは「リンゴジュースはぶどう酒と一緒にもってきなさいって言ったでしょ!」とお手伝いさんにキレたりする。
ただ狙ってのことなんだろうけど、このお嬢さんがどうしようもなく安い。
本物の華族の令嬢だった久我美子と並ぶだけで不利なのは織り込み済みとしても、いちいちイケてなさすぎ。逆に妖精さんはヘンテコなプラカード掲げて歩いてみたりモデルと称して千明実にヌード描かせて大問題になったり、お友だち以上恋人未満の根上淳とおっさんしかいないお店でホルモン焼に喰らいついたりするんですが妙にエレガント。そのギャップと准教授をめぐる三角関係の生々しさは、ちょっと疲れる。
いま自分が関西在住のせいもあるけれど、中之島あたりの景色が出てきて「お!」となります。土佐堀川にかかる見慣れた錦橋が出てきたりしますが、ビックリするほど空が広くて高いんですよね。現代は高速道路が例に寄って景観をぶちこわしている様は無惨としか言いようがない。
舞台となっている私立の女子大は時計台と広場が印象的で、たぶん関学ではないかと思われます。女子大が舞台というとどうしても「女の園」を思い出してしまい、全体として流れるぬるい感じに軽くモジモジしてしまいました。