植村直己って知っていますか。植村直己が遭難する頃って山岳遭難のニュースが結構あった記憶がある。植村直己も名誉欲とは言わないまでも、一流のクライマーを自負して自信過剰で遭難したか、と当時思った。その後に入ってきた情報では、そういう人ではないと伝えられたが、死んでしまっては弁解のしようもない。残った人の言い訳のようにも思えた。この映画が作られたことは知っていたが、特に見たいとも思っていなかった。
今回、この映画を観たことで、植村直己という人物を間違って理解していたことがわかる(といっても映画で脚色されている部分もあるだろうが)。
さて、映画だが、監督が佐藤純彌で、役者陣もたくさん出ている。海外ロケも行っていてずいぶんとお金のかかった映画だ。だけど、今ひとつかな。役者は良い演技を時々見せてくれる。佐藤純彌の演出も上手い、というところもあった。だけど、気恥ずかしくなるような台詞があったり、いかにもなベタな演出があったりで、うーん、もう一つかな。佐藤純彌は置くとして、脚本に参加している岩間芳樹って映画では3本しか脚本書いていないんだ。「鉄道員(ぽっぽや)」は観ているので、あのATGの「鴎よ、きらめく海を見たか めぐり逢い」をみて判断しましょ。
西田敏行が植村直己役をやっていた。途中まで植村直己だったんだが、だんだん西田敏行になってしまった。古尾谷雅人、生きていてほしかった。彼のデビュー作田中登の「女教師」も公開時に観ていて、あの高身長だから忘れられない。当時も良いバイプレイヤーだったが、年を取っても良い役者やっていたろうに。倍賞千恵子、この映画の頃は40代中盤。映画の最初の頃に鎖骨が見える服を着ていたのだが、鎖骨が妙に色っぽかった。