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マリーゴールド・ホテルで会いましょう
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日本でもリタイヤした後は、タイやインドネシアなどで余生を楽しむ人たちが最近は多いと聞きます。この物語はイギリス、ロンドンに暮らす男女7人が、その余生を求めてインドにやってくる。冒頭の7人のエピソードは短くし、序盤からインドで物語が早々に始まる。新興国として急成長しているインドの熱気が、スクリーンからヒシヒシと感じられます。 監督のジョン・マッデンはアカデミー作品「恋に落ちたシェイクスピア」や「コレリ大尉のマンドリン」を手がけた、どちらかと言えば文芸色が強い監督。そのマッデン監督のセンスの良さがタイトルバックにも表れているけど、インドの伸びゆく光景を上手く見せているのがいい。インドには行ったことはないけど、実際は不潔だったり、汚らしい部分もあるんだろうけど、そういう部分を描きながらも根底にある美しさとか、熱気とかを汲み取って映像にしている。これは何気に凄いと思う。 老人劇でもあるので、ベテラン俳優が多い中、彼ら彼女らもうまく束ねている。ジュディ・デンチは「007」もそうだけど、ここ10年くらいはずっと年を取ってないように見えるなー。いや、むしろ若くなっているように思う。これもある意味、化け物だな(笑)後半、少しダレるのがもったいないけど、全体的にオシャレな作品なので、年配の方やその親子で見るには最適な作品。
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