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鑑賞日 2013/08/18  登録日 2013/08/18  評点 84点 

鑑賞方法 映画館/東京都/ユナイテッド・シネマとしまえん 
3D/字幕 -/-
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楽しい!こういう映画見たかった。菊地凛子以外は最高の娯楽大作。

話題の怪獣オマージュ全開3D映画(エンドロールにはハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐ...と献辞が)をユナイテッドシネマとしまえんでIMAX観賞。聞けば4Dっていう上映形態もあるそうで樋口真嗣氏などが推奨されているが、とにかく怪獣の巨大感や画面の端々までディティールの作り込まれたSF 世界、ドシンドシンと重量感のある格闘アクションが見処の作品なので、これを楽しむには少なくともIMAXくらいの高精細な3D環境は必要条件といってよさそう。
ストーリー周辺はまあ怪獣と巨大ロボットという見処を盛り上げるために邪魔にならなければよいという位置で、あえて言うなら菊地凛子は役柄も含めてもう少し何とかならんかったのかと思うが、及第点といえる。 どちらかといえば、異空間との「裂け目」から怪獣(kaiju)が襲来、人類は二人のパイロットが神経をシンクロさせながら操縦する巨大歩行兵器イエーガーで迎撃する…というエヴァンゲリオンみたいなシチュエーションなどは、監督の作りたい画に必然性を持たせ、かつそれが依って立つジャパニメーション的出自を示す役割の方が強いのかもしれない。これだけジャパニメーションや特撮を骨肉化したギレルモ・デル・トロ監督が、日本におけるこの種のSF創作のもっている批評性こそがジャンルの真の魅力であることに気付いていない訳はないので、次作以降が作られればストーリーにはもっと掘り下げが行われるだろう。ぜひ続編が作られることを期待したい。