パスワードを忘れた方はこちら
※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。
メールアドレスをご入力ください。 入力されたメールアドレス宛にパスワードの再設定のお知らせメールが送信されます。
パスワードを再設定いただくためのお知らせメールをお送りしております。
メールをご覧いただきましてパスワードの再設定を行ってください。 本設定は72時間以内にお願い致します。
戻る
KINENOTE公式Twitter
映画・映画人登録リクエスト
チャップリン
Like1
チャップリンがロマ(ジプシー)の血を引いている可能性を示唆するドラマである。だが、その事実(らしきもの)は単なる装飾にすぎない。ジプシーの血と放浪者チャーリーを重ね合わせたい意図は見えるものの、それは解釈というより自己満足に近い。 映像は確かに美しい。「ニューヨークの王様」で印象を残したマイケル・チャップリンを軸に、ユージーンを除くチャップリンの子どもたちが総出演し、家系と血筋について執拗なまでに語り続ける。ドキュメンタリードラマとしての完成度は高い。しかし皮肉なことに、途中で挿入されるチャップリン作品があまりにも偉大すぎて、このドラマの語りそのものが空虚に見えてしまう。 ここで描かれているのは、チャップリンの血ではない。父チャップリンという巨大すぎる存在の前で、ついに自分自身の物語を持てなかった子どもたちの姿である。血筋を語り尽くしたつもりで、結局浮かび上がるのは「偉大な父を持ってしまった不運」だけだ。 そしてそれは、老いたチャップリンの晩年に重ねられることで、ある種の感傷へと回収される。しかしその感傷こそが、この作品の限界でもある。チャップリンを神話から引きずり下ろすことも、神話を更新することもできず、ただ周縁をなぞるだけに終わっている。
鑑賞日
登録日
評点
鑑賞方法
送信