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JUNK WORLD
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「JUNK HEAD」のイメージで鑑賞したが、あまりにも世界観が広がりすぎてついていけなかった。とても残念だ。要するにマルチバース的な展開で、壮大な時間を何度も何度も繰り返す。 問題は前作でポン太として揶揄された主人公のロビンである。この"人物”はもともと人間に近い。前作では確かマスクを取ると白い顔だったはずだ。冒頭からロビンがとてつもない知能を持つAIであることが示される。(阿部サダヲさんそっくりの戦士が出てくる。)ロビンはこの映画でも”神”として登場するのだが、どうもこのドラマは人間の創ったロボットは”神”か?というテーマに行き着くような気がする。「ザ・クリエイター」や「ターミネーター」(「シュワルツェネッガー」というセリフも出てくる)が思い出されるが、ロボットの暴走を人間が止められるのか? これは人間の欲望にかかわる問題で、科学信仰によるAIの進化でロボットに支配される人間。「猿の惑星」も同じ路線にあるが、創造主は神かどうかを問う世界だ。 ロビンはドリスを救うために何度も何度も時空を行き来してとてつもない時間をかける。人間に対して献身的なロボットの涙ぐましい努力を描く。そして人口増加を妨げるために敢えて貧富の差を生んだ、という人間界についても言及があった。 あまりにもスケールが大きすぎてついていけなかった。大きな戸惑いとともに三部作の最後を楽しみにしたい。
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