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ルキノ・ヴィスコンティ

  • Luchino Visconti
  • 監督/脚本/原作/出演
本名
出身地 イタリア、ミラノ
生年月日 1906年11月2日
没年月日 1976年3月17日

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略歴

【貴族出身で、デカダンスの美を追求】イタリアのミラノで、北イタリア有数の富裕なモドローネ公爵の第四子として生まれ、14世紀に建てられた城で育つ。甥のエリプランドも監督になり、「ロザリオの悲しみ」、「栄光への戦い」を撮っている。ミラノとコモの私立学校で学び、1926~28年は軍隊生活を送る。28年から舞台俳優、セット・デザイナーとなる。36年ココ・シャネルの紹介で、ジャン・ルノワール監督と知り合い、「ピクニック」、「どん底」の助監督を務め、イタリアで「トスカ」を撮ることになったので帰国した。43年、ジェームズ・M・ケインの小説を無断で映画化した「郵便配達は二度ベルを鳴らす」で監督デビュー。アメリカの話を翻案して堕ちていく男女の道行きをサスペンスフルに演出。だが、イタリアの地方生活がみすぼらしく、困窮しているように描かれていたとの理由で検閲の許可が出ず、公開が禁じられた。45年にジャン・コクトー作の戯曲『恐るべき親たち』をローマで演出して以来、演劇やオペラ、バレエの演出も手がけている。二作目の「揺れる大地」(48)ではヴェルガの19世紀の劇をもとに、シチリアの人々を俳優として起用し、シチリア方言をそのまま使って、階級の違い、経済的要因による家族の崩壊を描いた。ロング・ショット、ロング・テイクが広範囲に動くカメラワークとあいまって家族の置かれた環境を効果的に描写し、ネオレアリスモの代表作の一つに数えられる。60年の「若者のすべて」もシチリア出身の家族を描く作品で、貧しいパランディ家の生活をアラン・ドロン扮するロッコを中心にして描いた。【耽美的様式美の華を咲かす】50年代中ごろから貴族という出自を自覚したかのように、「夏の嵐」(54)、「山猫」(63)など歴史の流れに上流階級の変遷を織り込み、退廃美に満ちた作品を撮るようになっていった。65年の「熊座の淡き星影」でヴェネチア映画祭サン・マルコ金獅子賞を受賞している。60年代末からドイツ三部作「地獄に堕ちた勇者ども」(69)、「ベニスに死す」(71)、「ルードウィヒ・神々の黄昏」(72)を製作。「地獄に堕ちた勇者ども」はクルップ財閥を思わせる財閥一族の落ちていくさまを、「ルードウィヒ」ではバイエルン王ルートヴィヒ2 世を描いている。「ベニスに死す」はヴェネチアが舞台だが、ドイツ人作家トーマス・マンの小説が基になっている。なお「ルードウィヒ」で題名役を演じたヘルムート・バーガーは、ヴィスコンティの実生活におけるパートナーであった。

キネマ旬報の記事

2016年4月下旬号

傑作は何度でも再来(リヴァイヴァル)する:ヴィスコンティと美しき男たち~アラン・ドロンとヘルムート・バーガー~ [再録]ルキノ・ヴィスコンティ論

2004年10月下旬号

特集 ヴィスコンティの芸術:「山猫」とヴィスコンティ

特集 ヴィスコンティの芸術:全作品解説

特集 ヴィスコンティの芸術:ヴィスコンティとネオレアリズモ

特集 ヴィスコンティの芸術:ヴィスコンティから現代へ

1982年6月上旬号

今、甦るヴィスコンティ:座談会 淀川長治/篠山紀信/立川直樹

今、甦るヴィスコンティ:ヴィスコンティ・メモアール

1980年11月上旬号

「ルードウィヒ -神々の黄昏-」特集:1 ヴィスコンティの偉大なる遺産

「ルードウィヒ -神々の黄昏-」特集:6 ヴィスコンティの原体験

1979年2月下旬決算特別号

特別グラビア:外国映画監督賞 ルキノ・ヴィスコンティ

1979年2月上旬号

特集 「イノセント」:2 ヴィスコンティのシニカルな現実凝視の眼

1978年11月下旬号

特集 「家族の肖像」:5 わが映画、わがレクイエム

1976年7月上旬夏の特別号

1976年カンヌ映画祭レポート2:ヴィスコンティ・ロージ・ベルトルッチ

1970年2月下旬号

特別グラビア:アメリカ映画の巨匠たち ルキノ・ヴィスコンティ

1969年7月上旬夏の特別号

フェリーニ/アントニオーニ/ヴィスコンティの新作:

1968年6月上旬号

特別グラビア:ヴィスコンティの「異邦人」

特集 「異邦人」とヴィスコンティ:爽快で重厚な映画造型美

特集 「異邦人」とヴィスコンティ:映像化された不条理の世界

特集 「異邦人」とヴィスコンティ 海外監督研究第2回 ルキノ・ヴィスコンティ研究:ルキノ・ヴィスコンティ全自作を語る(付・全資料)

特集 「異邦人」とヴィスコンティ 海外監督研究第2回 ルキノ・ヴィスコンティ研究:映画作家ヴィスコンティの秘密

1961年12月上旬号

特集 監督による監督論:ルキノ・ヴィスコンティ論  十二人の第一線日本映画監督がそれぞれ論ずる海外映画監督論。現場作家たちが、創作体験をとおして生んだ独自な映画論を展開する。

1958年3月上旬号

「白夜」とルキノ・ヴィスコンティ:

1958年2月下旬号

シナリオ:白夜

1955年8月下旬号

「夏の嵐」とルキノ・ヴィスコンティ: