第2次大戦が終わった直後、アメリカの南部のジョージア州では戦後景気にあおられて、新しいブームが起こっていた。そしてリバーサイドに広い土地を持っているジョリー・アン・ウォーレン(ジェーン・フォンダ)を中心に、産業王国建設計画が進められていた。だが白人のラッド・マクドウェル(ジョン・P・ロウ)と黒人女のローズ・スコットの2人がどうしても土地を売らぬため、この計画は行きづまっていた。2人の土地を手に入れるのはジュリーの夫ヘンリー(マイケル・ケイン)の役目だったが、もう4年も経ているというのに少しもラチがあかなかった。彼は妻のジュリーにローズ・スコットを説得させようとした。ジュリーはローズに幼い時、母親のように可愛がってもらって、とても親密であったが、この問題ばかりは別で、ローズはジュリーに拒絶の返事をした。ローズと息子のリーブにとって、この土地はたった1つの財産であった。そこでヘンリーは最後の手段に訴え、妻のジュリーに、リーブを土地から追放してしまおうとはかった。一方リーブはラッドと手を組んで、土地に水をひく計画を立てていた。水路を作るためダイナマイトが使われた。ヘンリーはその爆発音を聞き、自分の息子が発作を起こして大怪我をしたにもかかわらず、それがダイナマイトによるものだといって、リーブの逮捕を要求した。裁判はパーセル判事によって行われた。黒人に反感を抱くパーセルは、リーブに不利になるように裁判を進めようとしたが、真実をまげることは出来なかった。ジョリーは真相を知ってヘンリーに愛想をつかし離婚を決意した。裁判に敗れ、妻にも去られたヘンリーは自暴自棄となり、ラッドとリーブの土地を水びたしにしようと、ダムをダイナマイトで爆破した。農場は水びたしとなり、ラッドの息子が溺死した。今やヘンリーは完全に敗北者となった。そしてラッドはリーブと手を結び、この土地に新しい平和をきずくことを誓うのだった。そしてリーブはかねて相愛だったビビアン(ダイアン・キャロル)と結ばれた。