ハーマン・ヴァスケ監督は大学時代にクリエイティビティの意味を研究、ロンドンの名門広告代理店に入社後はクリエイティブ・ディレクターの下でクリエイティブな案件を産み出すクリエイティブ部門で働いていたものの、クリエイティブの謎は深まるばかりだった。アイデアを抽象的なものから実態のあるものに変化させるものは何かを考え抜いたヴァスケ監督は、世界で活躍するクリエイティブな人物に“Why are you creative?”（あなたはなぜクリエイティブなのですか）と問い始める。カメラとスケッチブックを担いで世界中を訪ね歩き、時にアポなし、時にぶら下がり取材で1000人以上にアタック。膨大なインタビューの中からデヴィッド・ボウイやホーキング博士、ネルソン・マンデラ、ダライ・ラマ14世、ミハイル・ゴルバチョフ、クエンティン・タランティーノ、山本耀司、オノ・ヨーコといったアーティスト、政治家、科学者、起業家、哲学者ら107人を抜粋。それぞれのクリエイティブについての自説を収録する。