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山中静夫氏の尊厳死

  • やまなかしずおしのそんげんし
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  • 平均評点

    64.8点(14人)

  • 観たひと

    16

  • 観たいひと

    8

  • レビューの数

    4

基本情報

ジャンル 社会派 / ヒューマン / ドラマ
製作国 日本
製作年 2019
公開年月日 2020/2/14
上映時間 107分
製作会社 「山中静夫氏の尊厳死」製作委員会(スーパービジョン=アメニティーズ=ベルメールプロモーション)(制作プロダクション:スーパービジョン/企画協力:文藝春秋)
配給 マジックアワー=スーパービジョン
レイティング 一般映画
アスペクト比
カラー/サイズ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督村橋明郎 
医療監修堀エリカ 
脚本村橋明郎 
原作南木佳士:(『山中静夫氏の尊厳死』(文春文庫))
製作藤田信一 
金本朝樹 
市川勝江 
金子和夫 
プロデューサー八木欣也 
牛田直美 
撮影監督髙間賢治 
美術監督山下修侍 
音楽監督加藤武雄 
音楽プロデューサー神田知秀 
主題歌小椋佳:(『老いの願い』)
録音飴田秀彦 
照明上保正道 
編集金子尚樹 
制作担当志田篤彦 
助監督猪腰弘之 
記録甲斐哲子 
題字赤松陽構造 

キャスト

出演中村梅雀 山中静夫
津田寛治 今井俊行
高畑淳子 山中つね
田中美里 今井早智子
浅田美代子 杉本祥子
石丸謙二郎 藤田伸二
小澤雄太 中田治
天野浩成 小林克典
中西良太 川口泰輔
増子倭文江 川口雅代
大島蓉子 佐伯恭子
大方斐紗子 老婆

(C)2019 映画「山中静夫氏の尊厳死」製作委員会

場面

解説

南木佳士による同名小説を映画化したヒューマンドラマ。末期癌を宣告された山中静夫は、生まれ育った信州の地へ帰り、妻にも内緒で自らの墓を故郷に造り始める。一方、彼を見守る医師・今井は、その思いを遂げさせようと決意するが、自らもうつ病を患ってしまう。出演は「釣りバカ日誌」シリーズの中村梅雀、「名前」の津田寛治、「終わった人」の高畑淳子。監督は「ある取り調べ」の村橋明郎。2019年9月、長野県佐久市にて先行上映。

あらすじ

信州の総合病院に勤務する医師・今井俊行(津田寛治)のもとに、静岡の総合病院からの紹介で山中静夫(中村梅雀)という患者がやって来る。山中は自ら肺癌だと口にするが、初診の場で自分が癌であると口にした患者に会うのは今井にとって初めての経験だった。資料によると、山中は腰の骨と肝臓に転移のある腺癌というタイプの肺癌であった。明らかに末期状態であり、予後は一ヶ月から三ヶ月の間と思われた。付き添う家族の負担を考え、今井は山中に今まで通り自宅がある静岡の病院での再治療を勧めるが、山中は「どうせ死ぬんだったら生まれ育った信州の山を見ながら楽に死にたい」と言う。さらに彼は、生まれた村でやっておきたいことがあり、動ける間は病院から外出したいと許可を求めてくる。今井は、決して無理はしないこと、そして夕食までには必ず戻るという条件付きで許可を出す。ところが、長年呼吸器内科を担当し、これまで多くの死を見つめてきた今井は自らもうつ病を患ってしまう。そんななか、毎日病院を抜け出していた山中が、ふる里の村の墓地に自分の墓を造っていることが分り、今井はその思いを遂げさせようと決意する。だが、最期の時は刻々と迫り、山中は穏やかにこの世を去っていく。一人の医師として山中の尊厳死に立ち会った今井は、身も心も極度に疲労していたが、小さな明日への希望のようなものが見えていた……。

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