2020年、被害者やその親族が加害者に直接制裁を加えるのを認める復讐法が成立。中学教師の高橋康之(水野勝)はこの法律に反対していたが、妻・泉(高橋メアリージュン)を失い、犯人・小寺諒への復讐を決める。復讐法では、場所を太平洋上の孤島・蛇岩(じゃがん)島で18時間以内に限り制裁を認めている。復讐者には武器や食料、GPS等が与えられる一方、加害者は何も武器を持たない上に位置情報を知らせる発信器を装着しなければならない。ここでは誰が誰を殺傷しても罪に問われないが、時間内に復讐が果たせなければ犯人は無罪放免となる。時同じくして、無差別テロの犯人として捕まった過激な環境保護団体アースウィングのリーダー風祭と同団体のメンバーもまた、復讐を受けようとしていた。壮絶な復讐劇の幕が切って落とされるが、様々な被害者と加害者が複雑に絡み合い、復讐がさらなる悲劇を呼ぶ。