マードック(チャールズ・ブロンソン)は、医師マクフィーターズや、その息子ジェイミー少年(カート・ラッセル)と共に幌馬車隊を導いて、カリフォルニアへ向かっていた。その途中物資の補強のために一行は、ある町へたちよった。町には人影もなく、何かに脅えているようだった。マードックはホテルの酒場で、思いがけなく、死んだと思った昔の恋人マリア(スーザン・オリバー)に会った。5年前、マードックはマリアを愛したが、彼女をめぐって、牧場主の長男ランス(ジャン・マーリン)のうらみをかい、マードックは、ランスら3人兄弟を相手に決闘した。マードックの銃弾はランスの右腕を撃ち抜き、兄弟らを制圧した。しかしその流れ弾がマリアにあたった。マードックは、マリアが死んだというランスの言葉を信じて、旅立ったのだった。が、マリアは生きていた。マードックを失い自暴自棄になったマリアは、ランスと結婚した。そして今、マリアは再びマードックとめぐり会った。昔のことを根に持つランスは、まずマードックの右腕を射ち、左手で拳銃を拾うように仕向けた。しかも相手は3人。しかしマードックはあえて死地に向かった。が、突然横手からマードックを援護する銃声が起こった。ジェイミー少年が、親しくなった老人にせがんで援護をたのんだのだ。マードックの拳銃は素早く3人を倒した。西へ向かう幌馬車隊の中に、幸福そうな、ジェイミー少年とマリアの姿があった。