品川でひっそりと営業しているホストクラブ“明烏”。借金の返済期限が迫る中、指名最下位のホスト・ナオキ(菅田将暉)は、返済金1000万円を用意出来た事を祝って同僚たちと宴会を開いていた。だが翌日の夕方、ナオキが目を覚ますと1000万円がどこにもない。店の同僚に聞いても誰もそんな金を見ていないと言う。どうやら1000万円は夢だったらしい。金を用意できなければ東京湾の底に沈められてしまう運命のナオキは、人気抜群のホスト・アオイ(城田優)ら同僚ホストたちや、金の払えない女性客の明子(吉岡里帆)、さらには博多から上京してきたナオキの父・五郎(佐藤二朗)まで巻き込みながら、借金取りの山崎(新井浩文)に追い込まれていく……。