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カルメン故郷に帰る デジタルリマスター版

  • かるめんこきょうにかえるでじたるりますたーばん
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  • 平均評点

    70.2点(77人)

  • 観たひと

    120

  • 観たいひと

    7

  • レビューの数

    19

基本情報

ジャンル コメディ
製作国 日本
製作年 1951
公開年月日 2012/12/1
上映時間 86分
製作会社 松竹
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ カラー/スタンダード
メディアタイプ ビデオ 他
音声 モノラル
上映フォーマット デジタル

スタッフ

監督木下惠介 
脚本木下惠介 
製作総指揮高村潔 
企画日本映画監督協会 
製作月森仙之助 
製作補桑田良太郎 
撮影楠田浩之 
美術小島基司 
音楽木下忠司 
色彩技術小松崎正枝 
赤澤定雄 

キャスト

出演高峰秀子 リリイ・カルメンこと(おきん)
小林トシ子 マヤ・朱実
坂本武 青山正一
磯野秋雄 青山一郎
望月美惠子 青山ゆき
小池清 青山直吉
佐野周二 田口春雄
井川邦子 田口光子
城澤勇夫 田口清
小沢栄 丸野十造
三井弘次 岡信平
笠智衆 校長先生
佐田啓二 小川先生
山路義人 村の青年

解説

木下惠介生誕100年記念として木下監督の代表作の一つで日本初の国産カラー映画「カルメン故郷に帰る」を4Kスキャニング・デジタル修復したデジタルリマスター版。2012年の第69回ヴェネチア国際映画祭クラシック部門にてワールド・プレミアム上映された。日本では2012年11月23日より東京・東劇にて行われた第13回東京フィルメックス「木下惠介生誕100年祭」にて上映。

あらすじ

浅間山麓に牧場を営んでいる青山の正さんの娘きんは、東京から便りをよこして、友達を一人連れて近日帰郷すると言って来た。しかも署名にはリリイ・カルメンとしてある。正さんはそんな異人名前の娘は持った覚えが無いと怒鳴るので、きんの姉のゆきは村の小学校の先生をしている夫の一郎に相談に行った。結局校長先生に口を利いてもらって正さんをなだめようと相談がまとまった。田口春雄は出征して失明して以来愛用のオルガン相手に作曲に専心していて、妻の光子が馬力を出して働いているが、運送屋の丸十に借金のためにオルガンを取り上げられてしまい、清に手を引かれて小学校までオルガンを弾きに来るのだった。その丸十は、村に観光ホテルを建てる計画に夢中になり、そのため東京まで出かけて行き、おきんや朱実と一緒の汽車で帰って来た。東京でストリップ・ダンサーになっているおきんと朱実の派手な服装と突飛な行動とは村にセンセーションを巻き起こし、正さんはそれを頭痛に病んで熱を出してしまった。校長先生も、正さんを説得したことを後悔している。村の運動会の日には、せっかくの春雄が作曲した「故郷」を弾いている最中、朱実がスカートを落っこどして演奏を台無しにしてしまった。春雄は怒って演奏を中止するし、朱実は想いを寄せている小川先生が一向に手ごたえがないので、きんと二人でくさってしまう。しかし丸十の後援でストリップの公演を思い立った二人はまたそれではりきり村の若者たちは涌き立った。正さんは、公演のある夜は校長先生のところへ泊りきりで自棄酒を飲んでいたが、公演は満員の盛況で大成功だった。その翌日きんと朱実は故郷をあとにした。二人の出演料は、そっくり正さんに贈り、正さんは、不孝者だが、やっぱり可愛くてたまらない娘の贈物をそっくり学校へ寄付した。丸十は儲けに気を良くしてオルガンを春雄に只で返してやった。春雄は一度腹を立てたおきんたちにすまないと思い、光子と一緒に汽車の沿道へ出ておきんと朱実に感謝の手を振った。

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