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波止場(1954)

  • はとば
  • On the Waterfront
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  • 平均評点

    74.0点(278人)

  • 観たひと

    448

  • 観たいひと

    26

  • レビューの数

    59

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1954
公開年月日 未公開
上映時間 108分
製作会社 コロムビア映画
配給 コロムビア映画会社
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

キャスト

解説

「アフリカの女王」のサム・スピーゲルが1954年に製作したホライズン・プロ作品。悪徳ボスに支配された紐育の波止場の実態を描くマルコーム・ジョンスンの探訪記事『波止場の犯罪』(サン紙連載)を小説家のバッド・シュールバーグが脚色し、「綱渡りの男」のエリア・カザンが監督した。撮影はフランス出身のボリス・カウフマン、音楽はレオナード・バーンスティンの担当。主演は「乱暴者」のマーロン・ブランドで、新人エヴァ・マリー・セイント、舞台俳優リー・J・コッブ「征服への道」、カール・マルデン「語らざる男」、ロッド・スタイガーらが共演する。

あらすじ

紐育の波止場に働く沖仲士たちは、酒場を経営している悪らつなボス、ジョニー・フレンドリー(リー・J・コッブ)の暴力によって支配されていた。ある夜、沖仲士のひとりジョイが謀殺された。直接の犯人はジョニーの子分チャーリー(ロッド・スティガー)であったが、チャーリーの弟でやはりジョニーの一味であるテリー(マーロン・ブランド)も片棒をかついでいた。事件は波止場の正義派バリー神父(カール・モルデン)やジョイの妹イディ(エヴァ・マリー・セイント)の痛憤をよそに闇から闇へ葬り去られようとしていた。神父は犯人の発見に躍起となり、それを快く思わないジョニー一味は教会を襲った。ちょうどその場に居合わせたイディは、危いところをテリーに救けられた。彼女は、テリーが兄の謀殺に関係があるのではないかと疑ったが、彼の意外な純真さに惹かれ、2人の気持ちは次第に接近しそれとともにテリーの心はジョニー一味から離れて行った。そこへまたまた、白昼、沖仲士が1人殺される事件が起きた。テリーはバリー神父の忠告に従って、イディに事件の真実を告白した。チャーリーは、ジョニーに命じられて、テリーに一切の秘密を口外するなと嚇したが、彼は聞き入れなかった。テリーはイディのアパートに訪れ、激しく愛を求めた。しかしジョニー一味に襲われて2人が危くのがれたとき、屍体となったチャーリーの姿を見つけた。テリーは憤慨して、1人ジョニーの酒場にのりこんだが、そこにジョニーの姿はなかった。間もなくジョニー一味は、2つの殺人事件について法廷で尋問された。テリーは彼の犯罪事実を証言した。翌朝波止場にあらわれたテリーは、沖仲士仲間から卑怯者としてボイコットされた。テリーはジョニーの本拠にのりこみ、彼を打ちのめしたが、自らも子分たちの暴行をうけて半殺しにされた。しかしテリーは渾身の力をふりしぼって立ち上がり、沖仲士たちの中へ歩いていった。沖仲士たちはテリーの真の勇気を知った。労働者たちの先頭に立って仕事場へと歩を進めるテリーを、バリー神父とイディは明るい顔で見送った。

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