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小さな巨人

  • ちいさなきょじん
  • Little Big Man
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  • 平均評点

    71.0点(118人)

  • 観たひと

    193

  • 観たいひと

    15

  • レビューの数

    21

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 アメリカ
製作年 1971
公開年月日 1971/8/28
上映時間 139分
製作会社 スチュアート・ミラー=アーサー・ペン・プロ作品
配給 東和
レイティング
アスペクト比 シネマ・スコープ(1:2.35)
カラー/サイズ カラー/シネスコ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

キャスト

解説

カスター将軍の率いる第7騎兵隊全滅という西部開拓史に有名な事実を材にとり、この虐殺に唯ひとり生き残った男が、100 歳をこえてなおも生き続け、その数奇な人生を語るという構成。製作はスチュアート・ミラー、監督はアーサー・ペン、トーマス・バーガーの同名小説をカルダー・ウィリンガムが脚色、撮影はハリー・ストラドリング・ジュニア、音楽はジョン・ハモンドがそれぞれ担当。出演は「卒業」のダスティン・ホフマン、「アレンジメント<愛の旋律>」のフェイ・ダナウェイ、「ナタリーの朝」のマーティン・バルサム、リチャード・マリガン、それに実際のインディアン酋長であるチーフ・ダン・ジョージ、ジェフ・コーリー、エイミー・エクルズ、ケリー・ジーン・ピータース、キャロル・アンドロスキー、カル・ベリーニ、ルーベン・モレノなど。

あらすじ

ロサンゼルス在郷軍人病院の1室で、今年121 歳という老人ジャック・クラブ(ダスティン・ホフマン)は、歴史学者のインタビューに答えて、追憶の糸をたどりつつ、驚くべき事実を語り始めた。--1859年、南北戦争直前、当時10歳の少年だったジャックはシャイアン・インディアンに両親を殺され、姉のキャロライン(キャロル・アンドロスキー)と孤児になったところを、シャイアン族のひとり、“見える影”(ルーベン・モレノ)に見つけ出され、集落へ連行された。老酋長“オールド・ロッジ・スキンズ”(チーフ・ダン・ジョージ)は2人を快く迎え入れたが、男まさりのキャロラインは夜、馬を盗んで脱走し、ジャックは1人集落にとり残された。ジャックは小柄だが勇敢だった。14歳のとき、クロー・インディアンと戦い、仲間である“若い熊”(カル・ベリーニ)の危ないところを救った。そこで老酋長は彼に“小さな巨人(リトル・ビッグ・マン)”という名誉ある名を与えた。身体は小柄でも、肝が大きいという意味である。16歳を迎えたジャックは、初めて騎兵隊と戦闘を交え、兵士のひとりに殺されかけて、思わず「ジョージ・ワシントン!」と初代大統領の名を叫んだ。あっけにとられたその兵士に、ジャックは白い肌を見せた。こうしてジャックは白人社会に戻ることとなり、ペンドレーク牧師に引きとられた。夫人(フェイ・ダナウェイ)は若くて、聖女のように美しかったがその実、ジャックに淫らな妄想を抱いていた。9年後、25歳になったジャックは、イカサマ商人メリウェザー(マーティン・バルサム)と組んで西部を行商して歩いていた。ある夜、2人は暴漢一味に襲われたが、その首領が15年前に生き別れたままの姉キャロラインと知ってびっくり。キャロラインは、いまや名うての拳銃使いになっていた。ジャックは彼女から早撃ちの極意を授かり、相当な腕前となっていった。しかし、拳銃稼業の非情さを知り、ジャックは商人に戻った。やがてジャックは念願の店をもち、キング・サイズのスウェーデン娘オルガ(ケリー・ジーン・ピータース)を娶ってささやかな幸福をつかんだつもりだったが、相棒に騙されて破産という不運に見舞われた。そんなジャックに、人生の再出発として西部行きを勧めたのは、第7騎兵隊の司令官カスター将軍(リチャード・マリガン)だった。インディアンは平定されて危険はないという将軍の言葉に従って、夫婦は西部に向かったが、途中インディアンに襲われ、オルガはさらわれてしまった。ジャックは足を棒にして愛妻を探しまわったが、行方はさっぱりつかめなかった。ジャックはカスター将軍に頼んで、騎兵隊のスカウトになった。そんなある日、第7騎兵隊がインディアン集落を襲った時のこと、ジャックに襲いかかろうとしたインディアンを軍曹が射殺した。そのインディアンはかつてジャック姉弟を助けてくれた“見える影”だった!ジャックは戦闘に参加できず、隠れていると、草むらの中から女のうめき声がする。“見える影”の娘“日の光”(エイミー・エクルズ)が出産寸前なのだ。ジャックは、“日の光”につき添い、集落へ連れ帰って彼女を妻に迎えた。だが祖父代わりの老酋長は白人との戦いがもとで失明し、“孫”の顔を見ることができなかった。それから1年、シャイアン族は政府の指定したワシタ地区に移らなければならなくなった。そこで、ジャックは忘れもしなかった愛妻オルガに再会した。しかし、彼女は“若い熊”の妻になって亭主を尻に敷いていた。第7騎兵隊がインディアン地区を襲ってきたのは、ジャックの息子“暁の星”が生まれた朝のことであった。ジャックの目の前で、“日の光”が、生まれたばかりの“暁の星”が、無抵抗の女どもが、白い大地を鮮血に染めて死んでいった。死を覚悟していた老酋長をつれて辛くも逃げのびたジャックは、愛するもの、親しいものの命をすべて奪ったカスター将軍に復讐を誓うのだった。それ以来、人が変わったように酒びたりの毎日を過ごしていたジャックだったが、投身自殺を決意して高い崖の上に立ったちょうどその時、リトル・ビッグ・ホーンに向かうカスター将軍と第7騎兵隊の姿が目に入った。彼は再びスカウトに志願した。カスターは「戦略上裏目を見とおすバロメーターだ」と言って、部下の反対を押しきり、自分を憎んでいるジャックを敢えて雇った。その頃のカスターはインディアン撲滅に偏執狂的な執念を燃やしていた。しかしカスター将軍と第7騎兵隊は、インディアンの罠にかかり、まんまと両部族の間におびき寄せられてしまう。将軍の馬が撃たれ、兵士もつぎつぎと死んでいく。カスターは気が狂ったように叫び、矢がささって苦しむジャックに拳銃を突きつけた--。ジャックが我に返ると、そこはテントの中だった。重傷のジャックを助けたのは、以前命を救ってやった“若い熊”だった。「われわれは今日勝った。だが明日は勝てぬ。」そうつぶやく老酋長は、死期が近づいたことを悟っていた。山頂にはすでに棺台が用意されていた。老酋長はジャックを伴って頂上に立ち、シャイアン族の闘いの鬨の声を上げ、神に感謝し、死を願い、静かに横たわった。だが、折りから雨に正気を戻した老酋長は、ジャックともども再び静かに山をおりていくのだった。「これがインディアンと生きた男の話だ。」老人は話し終えると頭をたれた。

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