このドラマは1932年連続放送劇として発表されて以来年を追って少年少女間の人気を増し、49年にテレビで放送されるに至って全米の人気を煽り、ゴールデン・アワーのよびものとなった。製作はウィリス・ゴールドベック、監督は「俺が犯人だ!(1955)」のスチュアート・ハイスラー、撮影は「恐怖のサーカス」のエドウィン・B・デュパーが担当。音楽はデイヴィッド・バトルフで全篇に流れる“ウィリアム・テル”のメロディは素晴らしい効果を挙げている。主演はテレビでローン・レンジャーを勤めたクレイトン・ムーア、これに従うトントというインディアンはテレビ劇同様ジェイ・シルヴァーヒールスという本物のインディアンである。助演はボニタ・グランヴィル、ベリー・ロペッツなど。