昭和20年夏、日本の戦況は日増しに悪化していき、最後の抵抗戦が行われていた。そんななか、幼馴染みの坂本光太郎(清水良太郎)と中原正人(三浦孝太)は、鹿児島の航空隊で7年振りに再開を果たす。正人は腕のよい整備士に、光太郎は飛龍興武隊の特攻隊員になっていた。飛龍興武隊には、母親がアメリカ人である天野中尉、身重の妻を残してきた後藤隊長、整備不良で何度も帰還している竹山少尉、職業野球の選手を目指していた稗田少尉と大漉少尉、実家が写真館の毛利上等飛行兵曹、文学青年の赤沢利夫少尉、広島から来た少年飛行兵の喜多島一等飛行兵曹、シャボン玉が好きな青木一等飛行兵曹の全10名が所属していた。光太郎は訓練の合間に、正人のラジオを聴く。すると軍事ニュースに混じって、坂本未来という女性が話す放送が聴こえる。その“暴走族のカミカゼ特攻隊”や“ニューヨーク貿易センタービルに飛行機が突っ込んだ”という訳の分からない内容に、光太郎と正人は謀略放送かと疑う。しかし、毎晩同じ時間に流れるその番組を聴くうち、それが未来の電波であることに気づく。そのラジオは、昭和20年8月15日に日本が負けて戦争が終わると放送する。本当にもう少しで日本が負けるのなら、自分たちはなぜ死を選ぶのか、光太郎は悩む。誰にも相談できないまま時間は過ぎていき、光太郎たちの部隊に特攻命令が下る。正人は光太郎の制止を振り切り、隊長たちに未来からの電波のことを報告する。