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元禄忠臣蔵 前篇

  • げんろくちゅうしんぐらぜんぺん
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  • 平均評点

    69.8点(60人)

  • 観たひと

    112

  • 観たいひと

    8

  • レビューの数

    13

基本情報

ジャンル 時代劇
製作国 日本
製作年 1941
公開年月日 1941/12/1
上映時間 112分
製作会社 松竹京都=興亜映画
配給 松竹
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダード
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

総監督白井信太郎 
監督溝口健二 
脚本依田義賢 
原健一郎 
原作真山青果 
撮影杉山公平 
美術監督水谷浩 
建築監督新藤兼人 
音楽深井史郎 
録音佐々木秀孝 
照明者中島末治郎 
三輪正雄 
中島宗佐 
編集者久慈孝子 
服飾者川田龍三 
奥村喜三郎 
技髪者高木石太郎 

キャスト

出演河原崎長十郎 大石内蔵助
三桝万豊 吉良上野介
嵐芳三郎 浅野内匠頭
山岸しず江 おりく
三浦光子 瑶泉院
山路ふみ子 お喜世
小杉勇 多門伝八郎
市川右太衛門 徳川綱豊
坂東春之助 井関紋左衛門
中村翫右衛門 富森助右衛門
河原崎国太郎 磯貝十郎左衛門
市川扇升 大石主税

解説

真山青果の戯曲「元禄忠臣蔵」を原作に、巨匠・溝口健二監督が史実に忠実に映画化した時代劇。綿密な時代考証に基づいた建築と衣裳が賞賛された傑作。前篇は松の廊下の刃傷から大石内蔵助が仇討ちのため江戸行きを決意するまでを描く。全11巻

あらすじ

元禄十四年三月。江戸城にて勅使奉答の儀式が執り行われる日に、播州赤穂の城主浅野内匠頭は、松の廊下で高家旗本吉良上野介に斬りかかりる。旗本多門伝八郎の尽力にもかかわらず内匠頭は切腹の処分を受ける。一方上野介に関しては咎め無しとなった。悲報を受けた国許の赤穂城。城内は籠城か開城で紛糾していた。国家老大石内蔵助は京都より朝廷が今回の件に対してむしろ内匠頭に同情的な報を聞き安堵する。翌日登城する内蔵助を、今は流浪の身の幼なじみ井関徳兵衛が訪ね、一緒に籠城に加えてくれと申し出る。しかし内蔵助は拒絶する。最後の評定を前に、内蔵助は自分に判断を一任する血判を城内で求めるが、その数はけっして多くはなかった。その家臣たちに対し内蔵助は開城を宣言する。夜、内蔵助は帰宅途中で息子と共に切腹した徳兵衛を見つける。息絶え絶えの徳兵衛に対し内蔵助はその内心を告白するのだった。開城後内蔵助は山科に隠棲する。内蔵助はそこで遊蕩三昧に興じており、元家臣からも親戚からも忠義の心も忘れ果てたと罵られていた。しかしそれは世間を欺く為のものであった。内蔵助は嫡男主税に対して自分は元より上野介討ち取りを決意していることを伝える。内心を悟られぬために嘆願した養子浅野大学によるお家再興が、思いがけず進展してしまったため、仇討ちの障害となっていたのである。しかしお家再興は成らず、内蔵助は本懐を果たすべく、妻子と縁切し、江戸へと向かうことを決意するのだった。

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