図書館司書の野田泉(中川翔子)は、人と接するのが苦手で、本に囲まれている方が幸せと感じていた。そんな人づきあいの悪い泉を心配した友達の久美子(金子さやか)は、泉のために合コンを開く。そこで出会った米谷ネル(鈴木裕樹)は、泉とは正反対のラテン系で、建築家を目指していた。翌日から泉の図書館を毎日訪れるネルに、泉は困惑する。泉はそんなネルに、図書館で得た知識で対応する。久美子からは応援されるが、泉はもう恋はしないと言う。ネルは、見せたい図書館があると、泉を強引にある場所へ連れていく。そこは、ネルの“秘密の場所”だった。泉は、そのとっておきの場所に感動する。“秘密の場所”で語るうち、泉の心の闇が見え隠れする。ネルはそんな泉に、あることを伝える。