男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

冬の小鳥

  • ふゆのことり
  • Une vie toute neuve
  • A BRAND NEW LIFE
  • 平均評点

    78.3点(154人)

  • 観たひと

    229

  • 観たいひと

    44

  • レビューの数

    33

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 韓国 フランス
製作年 2009
公開年月日 2010/10/9
上映時間 92分
製作会社 Fine Cut=Pine House Film
配給 クレストインターナショナル
レイティング PG-12
アスペクト比 16:9
カラー/サイズ カラー
メディアタイプ ビデオ 他
音声 ドルビー
上映フォーマット DV

スタッフ

キャスト

解説

ソウルで生まれ、フランス人牧師の養女として育ったウニー・ルコント監督が、自らの体験を元に脚本を書き上げたデビュー作。ソウルを舞台に、親から捨てられ、養護施設に預けられた少女の孤独な魂の軌跡を描く。主演は、本作が映画初出演となるキム・セロン。「シークレット・サンシャイン」のイ・チャンドン監督がプロデュース。

あらすじ

1975年のソウル。9歳のジニ(キム・セロン)は、新調してもらったよそ行きの洋服を着て、大好きな父(ソル・ギョング)とともに郊外を訪れる。そこは、高い鉄格子に囲まれた庭の中で、幼い子供たちが遊ぶ場所だった。父親と別れたジニは、子供たちのいる部屋に通される。その状況が理解できずに外へ飛び出すジニ。だが、目に飛び込んできたのは、門の向こうに去ってゆく父の後ろ姿。彼女が連れてこられたのは、孤児が集まるカトリックの児童養護施設だった。父に捨てられたという現実を受け入れられないジニは、自分は孤児ではないと主張し、父に連絡を取るよう院長に頼み込む。そして、出された食事にも手をつけず、反発を繰り返す始末。やがて脱走を試みるものの、門の外に出ても途方に暮れるだけだった。翌日、教会へ行くために子供たちが着替える中、頑なに周囲に馴染もうとしない反抗的なジニ。そんな彼女を面倒に思いながらも、気にかけてくれる年上のスッキ(パク・ドヨン)は、何かと世話を焼いてくれるのだった。教会で、“父はなぜ私を見捨てられたのか”というイエスの言葉をぼんやりと聞くジニ。その視線の先にあるのは、ある信者の父娘の仲睦まじい姿。健康診断のために施設を訪れた医師(ムン・ソングン)に、なぜここに来たのかと質問され、ジニはぽつりぽつりと話し始める。父親と新しい母との間に生まれた赤ん坊の足に安全ピンが刺さり、それが自分の仕業と誤解されたから…。話すうちに、ジニの瞳からは大粒の涙がこぼれ落ちていく。それでも必ず迎えはくると信じるジニは、祈るように父を待ちつづけるのだった。

関連するキネマ旬報の記事

2010年10月下旬号

「冬の小鳥」:ウニー・ルコント監督インタビュー

「冬の小鳥」:作品評

REVIEW 外国映画:「冬の小鳥」