山桜市にある怪しげな廃墟・通称“怪談レストラン”で、黒川リュウという少年が忽然と姿を消した。以来、同じような事件が次々と発生、それはいつしか死神メールのしわざだと噂されるようになる。死神からメールが届き、呪文を返信しないと本物の死神が現れ、連れ去られるというのだ。そんなある日、山桜小学校6年生・大空アコの友人・マイが消えた。別の友人・レイコにも死神メールが届き、事件解決の手がかりを探すため、アコは仲間のショウ、レイコとともに“怪談レストラン”へと向かう……。一方、14歳の天野ハル(工藤綾乃)は、消えた妹マイを探して山桜中学校を訪れた。怪奇現象専門の探偵、略して“カイタン”のハルは、事件の第一被害者リュウの友人・カオルに接近するが、カオルにも死神メールが届いたことを知る。カオルのクラスメート・ジュンをも巻き込んで、妹を連れ戻すために、ハルは死神メールを利用して本物の死神に立ち向かっていく……。