1933年、カンサスシティ。冷静でスゴ腕のスピア警部(クリント・イーストウッド)と女にモテモテの私立探偵マイク・マーフィー(バート・レイノルズは、警官時代同期で、ことある事にいがみ合う喧嘩仲間。マーフィーの相棒のスウィフト(リチャード・ラウンドツリー)が暗黒街の一方の大物レオン・コル(トニー・ロー・ビアンコ)の隠し帳簿を手に入れて、もう一方の大物プリモ・ピット(リップ・トーン)から2万5千ドル、当のレオンからも5万ドルをせしめようと計画した。スウィフトの恋人ジニー(アイリーン・キャラ)は彼の身を案じ、とめたがきかず、両テンビンにかけられていることを知った組織のボス2人は先を争って帳簿争奪に立ち上がった。その帳簿が公表されればレオン・コルの失脚は明らかなだけに、コルは自己防衛のために、プリモはライヴァルをつぶすために必死だ。そんなある日スウィフトが殺された。だが彼の手元に帳簿はない。ジニーはもとより、マーフィー、秘書のアディ(ジェーン・アレクサンダー)、マーフィーの恋人キャロライン(マデリーン・カーン)にまで危機が迫った。当然、スピア警部が暗黒街の動きに気づかぬ筈もなく、スピアとマーフィーの喧嘩コンビが復活した。2人の手荒な暗黒街壊滅作戦によつて、両組織はあえなくカンサスから姿を消した。(ワーナー映画配給*1時間38分)