時は乱世の戦国時代。農民の身でありながら、兵に憧れ、立身出世を夢見て野武士になった衣笠村の竜徳(石垣佑磨)とその仲間、権(鈴之助)、米助(大口兼悟)。武芸の経験はなかったものの、腕力では村の中で彼らの右に出る者は誰一人としていなかった。だがそんな竜徳たちも、村の大人たちからは“不良侍”と呼ばれ、悩みの種と見られていた。近隣の村の不良侍との戦いに明け暮れる毎日。そしてついに、源五郎(岩永ひひ男)とその参謀又吉(Takuya)が率いる因縁ある吉見村を制圧。竜徳たちは意気揚々と引き上げてくる。だがそんな彼らの前に、本物の戦から帰ってきた鬼首村の城児魔(市瀬秀和)が立ちはだかる……。