ジェーン（メリル・ストリープ）はサンタバーバラでベーカリーを経営し、成功を収めている。20代初めにパリで修行した腕前で作るパン・オ・ショコラは、N.Y.タイムズ紙で全米ナンバー1の評価を獲得した。10年前、弁護士のジェイク（アレック・ボールドウィン）と離婚した彼女は3人の子供を育て、ベーカリーの経営に力を注いできた。しかし、夢を叶え充実した日々を過ごしながら、どこか満たされないものを感じていた。ある日、自宅キッチンの増築のため、建築家のアダム（スティーヴ・マーティン）がジェーンの元にやってくる。同じく離婚経験者であるアダムとジェーンは意気投合する。工事の日、クロック・ムッシュをふるまうジェーンに、アダムは惹かれていく。春、ジェーンとジェイクの息子がニューヨーク大学を卒業する。卒業式に出席するためニューヨークに向かった2人は、偶然同じホテルに宿泊し、ホテルのバーで鉢合わせる。ワインを飲み楽しい時間を過ごすうち、2人はかつての関係に戻ってしまう。ジェイクはジェーンとよりを戻そうとするが、離婚の原因がジェイクの浮気だったため、ジェーンは思い悩む。友人やセラピストのアドバイスを聞いたジェーンは自分の気持ちに素直に生きると決めるが、ジェイクはまたしても彼女を裏切る。ジェイクに見切りをつけるため、ジェーンはアダムをパーティーに誘う。ジェーンは幸せな時間を過ごすが、心の奥底に引っかかるものを感じる。そんな中、思いがけない出来事が彼女を襲う。巻き込まれた子供たちは彼女に失望し、ジェーンは意気消沈する。翌朝、ジェーンは、自分を取り巻くすべての物事を正す決意をする。