ニューヨークの地方TV局WTNのレポーター兼アンカーマンのパトリック・ヘイル(ショーン・コネリー)は、世界各地に現れて、ホットニュースをキャッチすると大評判。目下のところ、彼の関心は中東某国の石油問題だ。自らカメラをかついで砂漠を取材中のパトリックの前に、女性ジャーナリストのサリー(キャサリン・ロス)が現われる。2人は砂漠の道をつっ走り、誤ってラクダを轢いた男ヘルムートに出会う。彼は武器商人だった。サリーが彼の車の座席に置いてあるトランクに気づくと、ヘルムートは顔色を変えた。サリーが彼のスキを見てガイガー・カウンターをあてると激しく反応した。それはヘルムートが、秘かに中東支配を企むテロリストのラフィークに売りつけようとしていたプルトニウムだった。彼女の後をテロリスト一味がつけ狙う。サリーの身を心配したパトリックは米大使館員ホーマーを連れ出し、彼女の行方を追う。だが、彼女は爆殺されてしまった。パトリックは取材を続け、米大統領ロックウッド(ジョージ・グリザード)、次期大統領選の候補者マロリーが、各々ヘルムートからプルトニウムを買いあげようとしている情報をつかむ。しかも、その陰にはCIA長官の巧妙な策謀が隠されていた。ヘルムートはテロリストに殺され、プルトニウムも奪われてしまった。ラフィークの魔手はロックウッドに、そしてニューヨーク、ワシントンに向けられていった。結局、すべてはCIAの陰謀であったことが明らかになる。現職のハト派大統領を失脚させタカ派の次期候補マロリーを擁立するためだったのだ。