競泳部に所属する高校3年の柴原潤(中村優一)は、エースとして出場した夏のインターハイ予選でライバルの村井直樹(高橋優太)に敗北。競泳部の監督で、実の父親でもある保(渡辺いっけい)からは、水泳より受験勉強に専念するように言われる。落ち込む潤。そんな時、彼の元に見知らぬアドレスからメールが届く。送信者は北海道在住、同じ誕生日で同じ名前のジュンと名乗っていた。これがきっかけで潤とジュンはメル友になる。ある日、病院を訪れた潤は、車椅子に乗った早川希実(桐谷美玲)に声をかけられる。彼女は留年した競泳部の一年先輩、そして自分と同じクラスだった。しかし、潤は彼女のことを思い出せず、傷つけてしまう。入院している希実の連絡係になった潤だが、希実の元を訪れるたびに喧嘩を繰り返してしまう。様々なことを抱え込んだ潤は、希実のこと、水泳のこと、受験のことなど、すべてをさらけ出すようにジュンにメールする。ジュンの言葉に支えられて日々を過ごす潤は、次第に顔も知らない彼女を本気で愛するようになるが……。