ベストセラー推理小説家アンドリュー・ワイク(マイケル・ケイン)の豪邸を一人の男が訪れる。彼の名はマイロ・ティンドル(ジュード・ロウ)。ワイクの妻マギーの浮気相手で、売れない俳優だった。ワイクは彼に、自分が妻に贈った宝石を盗み出して欲しいと持ちかける。それによって離婚を望むワイクは宝石にかけた保険金を、ティンドルはマギーと宝石を手に入れることができるという。取引に乗ったティンドルは、ワイクが監視カメラで見守る中、邸内に侵入し金庫の扉を開ける。しかし、そのときワイクがティンドルに銃口を向け、引き金を引く。ある昼下がり。テレビを見ながらくつろぐワイクのもとをブラックと名乗る刑事が訪れる。彼はワイクに行方不明になったティンドルの事を尋ねる。シラを切るワイクだったが、ブラックは妻とティンドルの関係、ワイクがティンドル宛に書いた自筆のメモなどを突きつける。やむなく、空砲を撃って気絶させたことを認めるが、それでもブラックはティンドルが殺されたのではないかと疑い、ティンドルの衣類を発見。追い詰められるワイク。と、そのときブラックがコンタクトレンズ、かつら、ヒゲを取り外していく。その下に姿を現したのはティンドルだった。ワイクは自分の負けを認め、勝負は1対1だと告げる。しかし、空砲で気絶させられた屈辱を拭い去ることのできないティンドルは、彼に銃を向け“宝石泥棒”をワイクに再現させる。ようやく溜飲を下げるティンドル。そしてゲームは第三セットへ。ワイクは再びティンドルにある提案を持ちかける。