フォックス社が「アイアン・ホース」以上をモットーとして製作した特作映画で1870年代のダコタ州土地解放時代を背景とした仁侠と恋との物語たるハーマン・ホイッテイカー氏作の「国境越えて」を映画化したものである。脚色はジョン・ストーン氏の筆になり「アイアン・ホース」「雪辱の大快戦」等と同じくジョン・フォード氏が監督し、ジョージ・オプライエン氏が主演したもので、相手役は「無果実の葉」「奮い起つ快男児」出演のオリーヴ・ボーデン嬢が勤め、ルー・テリジェン氏が敵役を演じ、3人の悪人にはトム・サンテ氏、フランク・カンポー氏及びジョー・ファレル・マクドナルド氏が扮する。その他プリシラ・ボナー嬢、ジェイ・ハント氏、アレック・B・フランシス氏及びフィリス・ヘイヴァー嬢等が助演している。