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  • 平均評点

    63.6点(37人)

  • 観たひと

    90

  • 観たいひと

    23

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 2003
公開年月日 2004/1/10
上映時間 117分
製作会社 オフィス・シロウズ=ケングルーヴ
配給 オフィス・シロウズ
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督熊切和嘉 
脚色宇治田隆史 
熊切和嘉 
原作田口ランディ 
製作佐々木史朗 
成澤章 
プロデューサー松田広子 
渡辺敦 
尾川匠 
撮影柴主高秀 
美術磯見俊裕 
音楽赤犬 
松本章 
録音岩倉雅之 
照明蒔苗友一郎 
編集普嶋信一 
衣装デザイン小林身和子 
選曲石井ますみ 
アソシエイト・プロデューサー松葉せつこ 
浜口知俊 
制作担当安田憲邦 
助監督亀井亨 
スクリプター田口良子 
スチール平野晋子 
特殊造形松井祐一 
効果渡部健一 
SMアドバイザー宝紅緒 

キャスト

出演加瀬亮 荻原祐一郎
小林明実 ナオミ
木崎大輔 荻原祐弥
麻丘めぐみ 荻原房江
宇崎竜童 相馬俊平
小市慢太郎 荻原シゲノブ
大森博 荻原祐作
甲野優美 荻原真利江
佐久間駿 8歳の荻原祐一郎
黒沼弘己 小倉
入川保則 東堂
占部房子 藤村美紀
榎戸耕史 袴田
春海四方 堕天使の客
寺島進 堕天使の従業員
光岡湧太郎 警官
五島一浩 信者
五島由美 信者
塚田美津代 霊能者
吉田慎之介 ニュースキャスター

解説

長女の失踪で崩壊した家族の心の救済と再生を描いたドラマ。監督は「最も危険な刑事まつり/アカン刑事」の熊切和嘉。田口ランディによる同名小説を基に、「最も危険な刑事まつり/アカン刑事」の宇治田隆史と熊切監督が共同で脚色。撮影監督に「Moon Child」の柴主高秀があたっている。主演は「HAZAN」の加瀬亮。第60回ヴェネチア国際映画祭コントロコレンテ部門出品、文化庁芸術団体重点支援事業作品。

あらすじ

15年前に隣に寝ていた妹・真利江が失踪して以来、“自分は何かを目撃していたのではないか”と言う自責の念に苦しめられてきた、哲学を専攻する大学院生の祐一郎。父・祐作は彼が16歳の時に病死、母・房江は宗教に走り、真利江の身代わりとして育てられた弟・祐弥も精神を病んでいた。ある日、少女監禁事件の犯人が逮捕されたと言うニュースが、そんな一家を刺激する。母は発見されたのは真利江だと信じて疑わず、祐弥も真利江が帰って来ると言って動揺した。仕方なく実家に戻ることになった祐一郎は、しかしふたりの様子にいたたまれなくなり、いつしか研究取材で知り合ったSMの女王で、彼の気持ちを“アンテナ”でキャッチすると言う不思議な能力を持つナオミに心の拠り所を求めるようになっていく。そして、彼女との対話の中で自身を解放した彼は、自ら封じ込めていた記憶を手繰り寄せる。それは、真利江が叔父から受けていた性的悪戯と、それを目撃しながらも幼すぎて何も出来なかった自分への罪悪感だった。こうして苦悩を吐き出し、現実と立ち向かう力を得た祐一郎は、その後、家族を救う為、真利江の亡霊を沼の中へ沈めた。翌朝、救済された家族は、新しい人生を歩き出そうとする。

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2004年4月上旬号

日本映画紹介/外国映画紹介:アンテナ