思いつきだけで行動する自由奔放な今日子と、写真を撮ることが好きな千夏。ふたりは、川の近くにある平屋建ての真っ赤な一軒家で、その日暮らしの共同生活を送っている親友だ。ある日、今日子が熱帯魚屋の店員に恋をした。だが、それがふたりの関係を崩すことになる。実は、千夏は同性愛者で、今日子のことを愛していたのだ。自分の性に戸惑いながら、叶わぬ想いに苛立つ千夏。そんな彼女の気持ちを理解しながら、今日子は気づかないふりをするしかない。やがて、ふたりは仲違いし、千夏が家を出ていってしまう。必死に千夏を探す今日子。翌朝、千夏は家に戻ってくるが、ふたりは一緒にいたら他の人を好きになれないという理由から、離れて暮らすことを決意する。