1881年、清朝の中国は紫禁城。皇太子との意に添わない結婚から逃れるため王女ペペ姫(ルーシー・リュー)は英語教師アンドリュース(ジェイソン・コネリー)の手引きでアメリカに渡るが、実はそれは清朝の裏切り者ロー・ファン(マイケル・ユアン)による誘拐だった。ロー・ファンは清朝に身代金黄金10万枚を要求、ネバダ州カーソンシティを金と人質の交換場所に指定した。屈強の近衛兵3名が使者として選ばれ、姫の姿を最後に目撃した近衛兵チョン・ウェン(ジャッキー・チェン)もまた、通訳の叔父の口利きでカバン持ちとして一行に同行。7週間後、ネバダ州に到着した一行だが、運悪くロイ(オーウェン・ウィルソン)率いる列車強盗に出くわす。一味のキレた新入りに通訳の叔父を殺されたチョンは彼らに戦いを挑むが、ロイと共に外へ放り出された。仲間の裏切りで生き埋めにされたロイからカーソンシティの場所を聞き出し、ひとり山河を歩くチョンだが、途中でインディアンのスー族の子供の命を助けたことでフォーリング・リーヴス(ブランドン・メリル)という美しい花嫁と結婚させられてしまう羽目に。村を出たチョンはある町の酒場でロイと再会、大乱闘を起こしたあげく留置所に放りこまれるが、これを機にふたりは協力して姫の救出作戦に乗り出す。脱獄してお尋ね者になったふたりは悪徳保安官ネーサン(ザンダー・バークレイ)らに追われながらも、苦闘の末ようやくペペ姫と再会。ところがそこに最大の敵ロー・ファンと追っ手のネーサンが立ち塞がる。かくしてふたりは力を合わせてロー・ファンと保安官を倒し、姫を救うのだった。