ある日突然、会社をリストラされた平凡なサラリーマンの村上順一は、月収100万円という唄い文句に釣られ、葬儀屋に再就職する。ところが、その仕事は馴染みの病院で死体を獲得してくるという変わった営業であった。初めはとまどうことばかりであったが、村上は次第に社長の有田以下、先輩の芹沢、若い社員の城らともに仕事に燃え始める。死体をゲットするために、村上はライバル会社とあの手この手の攻防戦を繰り広げるが、実はホモだった城がライバル会社の男とデキて寝返ってしまったり、芹沢が客の女に入れあげたことから、会社は大ピンチに陥った。その上、4代前の医師会長と知らずに葬式を担当した村上が大失敗をやらかしたことで、取り引きのある病院からも締め出しを喰らってしまう。だが、そんな苦境の中、すっかり一人前の葬儀屋に成長した村上は、病院と独占契約を結ぶことに成功した。しかし喜びも束の間、その裏取引の全てがマスコミに露見し、有田の会社は閉鎖に追い込まれてしまう。こうして、村上は再び職を失ってしまった。新しい就職口を探していた村上は、偶然に芹沢と再会したことから、再び葬儀屋を始めていた有田のもとへ赴き、またも再就職する。