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心中天網島

  • しんじゅうてんのあみじま
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  • 平均評点

    76.7点(161人)

  • 観たひと

    241

  • 観たいひと

    18

  • レビューの数

    42

基本情報

ジャンル 文芸 / 時代劇
製作国 日本
製作年 1969
公開年月日 1969/5/24
上映時間 103分
製作会社 表現社=ATG
配給 ATG
レイティング 一般映画
アスペクト比 スタンダード(1:1.37)
カラー/サイズ モノクロ/スタンダ-ド
メディアタイプ フィルム
音声 モノラル
上映フォーマット 35mm

スタッフ

キャスト

出演岩下志麻 治兵衛の妻おさん
岩下志麻 遊女小春
中村吉右衛門 紙屋治兵衛
小松方正 太兵衛
滝田裕介 孫右衛門
藤原釜足 大和屋の主人
加藤嘉 五三衛門
河原崎しづ江 おさんの母
左時枝 下女お杉
日高澄子 河庄の女将
浜村純 黒衣頭
土屋晋次 堪太郎
戸沢香織 お末
赤塚真人 丁稚三五郎
上原運子 女中玉
陶隆 煮売屋主人
牧田正嗣 
天井桟敷 黒衣の群

解説

近松門左衛門の同名原作を「あかね雲」の篠田正浩と詩人の富岡多恵子と武満徹が共同で脚色し、篠田が監督した文芸もの、撮影は、「雪夫人繪圖(1969)」の成島東一郎が担当した。第43回キネマ旬報ベスト・テン日本映画第1位。

あらすじ

大阪天満御前町の紙屋治兵衛は、女房子供のある身で、曽根崎新地紀伊国屋お抱えの遊女小春と深く馴染み、情死のおそれもあった。これを案じた治兵衛の兄粉屋の孫右衛門は、武士姿に仮装し、河庄に小春を呼び出した。孫右衛門は、小春に治兵衛と別れるようさとし、その本心を問いただした。小春は治兵衛と死ぬ積りはないと言った。折から、この里を訪れていた治兵衛は二人の話を立聞きし、狂ったように脇差で斬りこんだ。だが、孫右衛門に制せられ、両手を格子に縛られてしまった。そこへ恋敵の太兵衛が通りかかり、さんざん罵り辱しめた。これを聞きつけた孫右衛門は、表に飛びだし太兵衛を懲しめ、治兵衛には仮装を解いて誡めた。治兵衛は目が覚めた思いだった。そして小春からの起請文を投げかえして帰った。数日後、治兵衛は太兵衛が小春を身請けするとの噂を聞いた。悔し涙にくれる治兵衛。これを見た妻のおさんは、始めて小春の心変りは自分が手紙で頼んでやったことと打明けた。そして、小春の自害をおそれ、夫をせきたてて身請けの金を用意させようとした。おさんの父五左衛門が娘を離別させたのはそんな折だった。それから間もなく、治兵衛は小春と網島の大長寺で心中した。

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