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夏の庭 The Friends

  • なつのにわ
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  • 平均評点

    68.8点(171人)

  • 観たひと

    277

  • 観たいひと

    20

  • レビューの数

    29

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1994
公開年月日 1994/4/9
上映時間 113分
製作会社 讀賣テレビ放送作品(製作協力=電通関西支社/キティ・フィルム/エンジンフィルム)
配給 ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督相米慎二 
脚本田中陽造 
原作湯本香樹実 
製作伊地智啓 
安田匡裕 
プロデューサー加藤悦弘 
藤門浩之 
撮影篠田昇 
美術部谷京子 
音楽セルジオ・アサド 
録音野中英敏 
照明熊谷秀夫 
上田なりゆき 
編集奥原好幸 
衣装小川久美子 
助監督宮城仙雅 
スクリプター河辺みつ子 
スチール中原一彦 

キャスト

出演三國連太郎 傳法喜八
坂田直樹 木山諄
王泰貴 河辺
牧野憲一 山下勇志
戸田菜穂 近藤静香
根本りつ子 木山ともみ
笑福亭鶴瓶 葬儀屋
寺田農 谷口コーチ
柄本明 長友
矢崎滋 勝弘
淡島千景 古香弥生

解説

真夏の神戸を舞台に、ワンパクざかりの男の子3人と老人との交流を描くドラマ。湯本香樹実の同名児童小説(福武書店、新潮文庫・刊)を原作に、「お引越し」に続いて相米慎二が監督。脚本は「夢二」の田中陽造、撮影は「ワールド・アパートメント・ホラー」の篠田昇が担当。主演の小6トリオはオーディションにより選ばれた。94年度キネマ旬報日本映画ベストテン第5位、同読者選出日本映画ベストテン第8位。1994年3月12日より大阪・京都・神戸先行公開。

あらすじ

小学6年生のサッカー仲間、木山諄、河辺、山下の3人は、ふと人の死について興味を抱き、近所に住む変わり者の老人・傳法(でんぽう)喜八に目をつけ、彼がどんな死に方をするか見張ることにした。荒れ放題のあばら家にひとり住む様子を観察する3人に気づいた喜八は最初は怒り出すが、やがてごく自然に4人の交流が始まる。老人の指示通り子供たちは庭の草むしりや家のペンキ塗りを行い、庭にはコスモスの種を巻き、家は見違えるようにきれいになっていった。子供たちは喜八から、古香弥生という名の女性と結婚していたが別れたという話や、戦争中、兵隊をしていた時にジャングルの小さな村でやむを得ず身重の女の人を殺してしまった話などを聞く。3人は喜八の別れた妻を探し出すことにし、やがてそれらしき人を探し当て老人ホームに訪ねるが、部屋には担任の静香先生がいた。先生は何と弥生の孫だった。弥生はボケているのか夫は死んだと答えるばかりだったが、静香は喜八は自分の祖父に違いないと確信し、彼を訪ねる。だが喜八もそれを否定した。そんなある日、子供たちはサッカーの試合の帰りに喜八の家に寄ってみると、彼は既に息絶えていた。葬儀の日、3人の子供たちや市役所の職員、遺産のことばかり気にする甥の勝弘らが見守る中、静香に連れられ弥生がやって来る。じっと棺の中の喜八の顔を見つめていた弥生は、生きている相手に向かうかのように正座して「お帰りなさいまし」とお辞儀した。数日後、取り壊しを控えた老人の家を訪ねた子供たちは、暗い井戸の底からトンボや蝶、ホタルが次々と飛んでいくのを目撃する。それはまるでおじいさんが3人に別れの挨拶をしているかのようであった。

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