男性      女性

※各情報を公開しているユーザーの方のみ検索可能です。

NEWS

KINENOTE公式Twitter

緊急呼出し エマージェンシー・コール

  • きんきゅうよびだしえまーじぇんしーこーる
  • ----
  • ----

amazon


  • 平均評点

    64.8点(18人)

  • 観たひと

    28

  • 観たいひと

    1

  • レビューの数

    2

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1995
公開年月日 1995/11/18
上映時間 0分
製作会社 プルミエ・インターナショナル作品(製作協力*CINEMA 1635inc.=オフィス・サン・マリー=ファーストウッド)
配給 日本ヘラルド映画
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督大森一樹 
脚色大森一樹 
北原陽一 
原作太田靖之 
製作増田久雄 
プロデューサー佐倉寛二 
空閑由美子 
撮影渡部眞 
美術アーサー・サンタマリア 
音楽寺嶋民哉 
大江千里 
録音瀬川徹夫 
照明渡辺三雄 
編集池田美千子 
助監督崎田憲一 
スクリプター宮腰千代 

キャスト

解説

異国での希有な医療体験を基に書かれた太田靖之の同名小説を原作に、「ヒポクラテスたち」を初めとして医師ものへのこだわりを持ち続ける大森一樹監督が映画化したヒューマンドラマ。東洋一のスラム街“スモーキー・マウンテン”を舞台に、全篇の9割が英語によるダイアローグで綴られ、日本映画としては初のオール・フィリピン・ロケを敢行した作品。監督は自身も医師免許を持つ「大失恋。」の大森一樹。主演は「写楽」「EAST MEETS WEST」と合わせ、本作で三度目のキネマ旬報主演男優賞を受賞した真田広之。フィリピンを代表する演技派女優のひとりローナ・トレンティーノと、94年の新人賞を受賞した若手No.1女優のシャーメイン・アーナイスが共演している。

あらすじ

マニラ市内のトンド地区にあるノース・ジェネラル病院は、まるで戦場のような忙しさを迎えていた。産婦人科当直インターンの原田英之は息付く暇も無いまま、次から次へと仕事をこなしていった。原田が医者になろうと思ったのは6年前のことだった。日本商社のマニラ支店に勤めていた原田は、日本に戻ったら大学の後輩・雅美と結婚するはずだったが、彼女は原田の親友で大病院の御曹司・磯村と結婚したと伝えてきた。ヤケ酒のあげく自動車事故を起こした原田は、その時治療を受けた医師に憧れ、医学の道を志したのだった。ある日、未成年の妊婦が流産で運ばれてきた。満足な受け答えも出来ないしょうじょに代わって、付き添いの女性カティはテキパキと状況を話す。原田はそんな彼女に惹かれるものを感じていた。原田の良き相談相手でありライバルでもある同僚の女医ニッキは、アメリカへ渡り医師として働くためにビザ試験の難関をパスするという、原田と共通の目標を持つ仲間でもあった。そんなニッキにトンドスラムを知らずにフィリピンは理解できないと言われた原田は、カティの案内でスラムの中でも特に貧困の激しいスモーキー・マウンテンを訪ねる。ロクな医療も受けられずにいる子供たちに接して、原田は大きな衝撃を受けた。そこで原田はカティと初めてキスを交わすのだった。しばらくして、カティがストリップショーの最中に手入れを受け、留置場に入れられたという連絡が入った。原田は警察に賄賂を渡してカティを釈放してもらう。カティは原田に感謝する一方で、これ以上親切にしないでほしいと告げる。それから数日後、カティが子宮外妊娠で意識を失ったまま急患として運ばれてきた。原田は自らメスを握るが、懸命の努力も実らずカティは息を引き取った。ニッキは原田の子なのかと尋ね、原田が違うと言い捨てるといきなり殴りつける。カティの死のショックから抜け出せない原田は、病院を休みスモーキー・マウンテンを訪れた。そこで以前出会った病気の子供を看ているうちに、原田の回りには次々と病人が集まってきた。自分を必要としている人がこんなにもいるということに、原田は瞳の輝きを取り戻していく。病院に復帰した原田をニッキは暖かく出迎えた。ニッキは親に置き去りにされた重病の新生児の治療に取り組んでいた。この子を見捨ててアメリカには行けないというニッキは、ビザ試験を断念する意志を固めていた。ニッキもまた生まれて間もなく医師の父の所へ捨てられたという過去を持っていたのだ。原田が復帰した病院は、またしても慌ただしさの真っ只中にあった。原田やニッキは全力を挙げて事態を収拾する。やがて、ビザ試験の日がやってきて、試験へ向かうトライシクルの中で原田はニッキ、カティ、そしてスラムの子供たちのことなど、様々な思いをめぐらせていた。原田は突然に運転手に行き先の変更を命じると、ノースジェネラル病院へ引き返し、ニッキに一緒にフィリピンで医師を続けたいとプロポーズするのだった。

関連するキネマ旬報の記事

1996年1月下旬号

劇場公開映画批評:「緊急呼出し/エマージェンシー・コール」

1995年11月下旬号

グラビア 《New Releases [新作紹介]》 :緊急呼出し エマージェンシー・コール

特集 緊急呼出し エマージェンシー・コール:増田久雄 インタビュー

特集 緊急呼出し エマージェンシー・コール:作品評

1995年11月上旬号

グラビア 《Hot Shots[最新ニュース]》 :「エマージェンシー・コール」ワールド・プレミア