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月光の夏

  • げっこうのなつ
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  • 平均評点

    64.9点(57人)

  • 観たひと

    89

  • 観たいひと

    6

  • レビューの数

    13

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1993
公開年月日 1993/6/12
上映時間 112分
製作会社 仕事作品(製作協力*映画『月光の夏』を支援する会)
配給 ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画=映画『月光の夏』全国配給委員会
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
メディアタイプ フィルム
音声
上映フォーマット 35mm

スタッフ

監督神山征二郎 
脚本毛利恒之 
原作毛利恒之 
企画松木征二 
毛利恒之 
製作佐藤正之 
プロデューサー香取雍史 
神成文雄 
撮影南文憲 
美術春木章 
音楽針生正男 
録音菊地進平 
照明小山勲 
編集菅野善雄 
助監督南柱根 
スチール林昭宏 

キャスト

出演渡辺美佐子 吉岡公子(64)
若村麻由美 吉岡公子(19)
滝田裕介 吉岡征爾
田中実 風間森介(22)
仲代達矢 風間森介(64)
小林哲子 風間久代
永野典勝 海野光彦
山本圭 三池安文
石野真子 石田りえ
内藤武敏 結城忠男
田村高廣 石倉金吾
高橋長英 矢ヶ島謹司少佐
花澤徳衛 八木老人

解説

出撃前の最後の思い出にピアノを弾き、戦死していった若き特攻隊員の実話をもとに描くドラマ。ラジオドラマの構成も書いた毛利恒之の原作(汐文社・刊)・脚本を、「遠き落日」の神山征二郎が監督。実話の地元佐賀県鳥栖市を中心した九州各地での映画製作の資金協力も話題となった。

あらすじ

吉岡公子はかつて教師として勤めた鳥栖小学校の古いグランドピアノについて忘れられない思い出を持っていた。昭和二〇年初夏、当時ピアノ係をしていた公子のところに、目達原基地から二人の青年特攻隊員が訪れた。生きては帰れぬ出撃を前にどうしてもピアノが弾きたいと、一人の青年はベートーベンのピアノソナタ『月光』を、もう一方の青年は『海ゆかば』を弾いて基地に帰っていった。二か月後に戦争は終わった。公子が語るその思い出は新聞やラジオで報道され、平和の記念碑としてピアノは保存されることになった。地元ラジオ局の石田りえはドキュメンタリー作家の三池安文と共にピアノを弾いたと思われる元少尉風間森介を訪ねるが、風間は何も語ろうとしない。石田たちは生き残った特攻隊員に取材を重ね、特攻出撃を途中で放棄した隊員を幽閉していた“振武寮”の存在を知り、特攻平和記念館で『月光』を弾いた海野光彦少尉の遺影を発見する。それをきっかけに風間の閉ざされた心は徐々に開き、エンジンの不調で特攻から引き返したこと、“振武寮”に入れられた屈辱と絶望の日々のことを語り始めた。半世紀を経て思い出のピアノと再会した風間は、当時を振り返りながら『月光』を奏でるのだった。

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