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小原庄助さん

  • おはらしょうすけさん
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  • 平均評点

    75.5点(30人)

  • 観たひと

    62

  • 観たいひと

    7

  • レビューの数

    7

基本情報

ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1949
公開年月日 1949/11/8
上映時間 97分
製作会社 新東宝
配給 新東宝
レイティング
アスペクト比
カラー/サイズ モノクロ
メディアタイプ
音声
上映フォーマット

スタッフ

監督清水宏 
脚本清水宏 
岸松雄 
製作岸松雄 
撮影鈴木博 
美術下河原友雄 
音楽古関裕而 
録音石井長四郎 
中井喜八郎 

キャスト

出演大河内傳次郎 杉本左平太
風見章子 妻おのぶ
坪井哲 おのぶ兄正太郎
飯田蝶子 おせき婆
川部安一 伜幸一
田中春男 紺野青造
清川荘司 和尚
杉寛 茂作老人
宮川玲子 茂作の娘おりつ
鮎川浩 おりの情夫哲男
鳥羽陽之助 小六
日守新一 吉田次郎正

解説

岸松雄の第一回プロデュウス作品で、「蜂の巣の子供たち」「娘十八嘘つき時代」の清水宏(1)が、岸松雄と協同で脚本を執筆、監督には清水宏(1)が当る。キャメラは「望みなきに非ず」の鈴木博が担当する。出演者は「旅姿人気男」「佐平次捕物控・紫頭巾」の大河内傳次郎と「オリオン星座」(大映京都作品)以来の風見章子をはじめ「地獄の笛」の飯田蝶子「娘十八嘘つき時代」の日守新一らが助演する。

あらすじ

ある村に杉本左平太さんという人がいた。彼は村一番の先祖伝来の家屋敷や、田地を持っていたが、旧家のどっしりとした構えの中で朝湯、朝酒で日を暮し杉本左平太こと、小原庄助さんの名を甘んじて村人から受けていた。村人は彼の昔からの地位と財産を当てに、寄附金を次から次へと願い出た。通称小原庄助さんは心からこれらの人々に彼の財産を惜しむことなく振り向けていた。しかしながらいくらばく大な財産家でも、この様な生活はそう長く続くはずはない。小原庄助さんも少しずつ金融業の支配人紺野青造氏から融通してもらっていた。彼が来るたびに庄助さんはお茶代りに酒を振るまっていた。もちろん彼も朝からお茶変りに酒を飲んでいた。妻のおのぶも良人の気持が分らないまでも彼の言う通りになっていた。昔から杉本家に奉公していたおせき婆だけがやかましかった。村の和尚も庄助さんの遊び友達であった。いわゆるお茶代りの酒にあずかる人々が、彼のしんしょうを気にしながら「もっともだ、もっともだ……」とつぶやいていた。それでいて村人は何にか事あるごとに彼に相談にやってきた。彼もよろこんでほねを折ってやっていた。とある日庄助さんは村長さんが辞職するので後任村長にぜひ立っていただきたいと村民からたのまれてしまった。一方村の文化を主唱する吉田次郎正さんも立候補することになりしぶしぶ受諾した庄助さんと選挙戦を展開することになった。庄助さんは紙芝居で敵味方の間を運動して歩いた。その結果庄助さんが最初優勢であったが、時の動きにはかなわぬと見えて遂に吉田の次郎正さんが当選してしまった。おせき婆は泣いてしまった。だが庄助さんはいよいよ来るところまできたと言って、自分の財産を村人に公表することになった、村人達は三日も続く公売をあかずにながめていた。親族の者たちはあきれかえった。妻のおのぶの兄もあきれかえっておのぶを引きとろうとしていた。ところがすっかり売りつくした日強盗が庄助さんの処へ入った。庄助さんは「遅かったよ。今少し早ければ間に合ったのに」と今まで家柄にすわっていた自分をあざける様に、これからが本当の出直しだと言った。やがて杉本家の門に「小原庄助さん、何んでしんしょうツブした朝寝朝酒……」の文句をはりつけて、旅姿でわが家を後にした。その後を追う女がいた、それは女房のおのぶであった。左平太夫婦は駅に向っていそいで肩を並べて行った。

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